【名前】
北見 塵(きたみ じん)
【性別】
男
【所属】
科学(
とある高校一年生)
【能力】
「自壊促成」(ウィークタッチ)Lv3
【能力説明】
手で触れたもの、または手で持っている物が触れた物体の分子結合を緩め対象の強度を下げる能力。
能力を発動した状態で対象に触れると、接触面が脆くなり容易に破壊できるようになる。
例えばナイフを用いて能力を使用する場合、接触した部分が脆くなりそこを斬りすすめると
新しくナイフの刃が触れた部分が脆くなる。よってナイフの軌道にそって能力が適応されるので
その結果、ナイフで硬い物を一刀両断できる。
この能力の特徴は、触れた物体の元の強度に関わらず強度を一定にまで落とせる所であり
どんなに硬い物質でも豆腐の様な柔らかい物質でも同じ強度にする事が出来る。
逆に言えばあんまり脆い物には効果が無い、とも言える。もちろん、その場合能力を行使する必要も無いが。
現時点での北見の能力ならば、触れたものを発砲スチロール程度の強度に下げる事が出来る。
強度が増せば飛んできて肌に触れた銃弾を脆くしてダメージを少なくしたり出来るらしい。
しかし強能力者相当の強度でありながらトラウマが原因で能力を使用すると激しい眩暈と頭痛に襲われ、
一瞬しか能力を正常に行使出来ない上、連続で使用しようものならば良くて
行動不能、悪ければ意識を失いかねない。
また、対象との接触と同時に対象の分子結合の操作を行う為、複雑な演算を一瞬で行い脳に大きな負担がかかる。
対象の元の強度が高ければ高い程負担も大きくなり、対象に触れている時間が短い場合も同様に負担が大きくなる。
そのため、例えこの先意図的に使いこなせたとしても使用時の代償が大きい事が予想される。
【概要】
とある高校に通う一年生で、上条さん達とはクラスメイト。
強能力者であるが、上記の通り落ちこぼれ扱いを受けている為この学校に入学してきた。
過去に、不良に絡まれた友人を助ける際、能力で不良を瀕死の状態にまで追い込む事故を起こしており、
その事がきっかけで触れるだけで何もかも壊れてしまう世界に恐怖し能力が不安定になる。
そしてある日、裏路地にて襲われている女の子を助けようとした際に能力の暴走を起こし再び相手に重症を負わせてしまう。
幸い、その相手が今まで犯罪行為を繰り返してきた不良能力者であった事や、
北見自身も抵抗しなければ殺されていたのではないかという程に危害を加えられていた為、大した罪には問われなかった。
しかしその出来事以降、本格的に能力を使えなくなってしまう。
その事件のショックでしばらく塞ぎこんでいた北見だが、
その時助けた女の子
御奈見彩が自分の為に色々と良くしてくれた事で少しずつ立ち直る。
北見自身、失意のどん底に居た自分を図らずも励ましてくれた彼女を好ましく思った。
だが、彼女が自分を励まし尽くしてくれていたのが罪悪感による物だと気付き、
彼女にそんな物を背負わせる訳にはいかないと彼女から距離を置こうとするが
その意図を見抜かれて、一人で背負い込むな、自分を頼って欲しい、と逆に怒られてしまい彼女への認識を改める。
それ以来北見も彼女の事を頼り、互いに助け合える仲間だと思い直し改めて好意をよせる事になる。
そんな御奈見が正義と称して危険な事に首を突っ込むので、それを心配して追いかけて
自分も巻き込まれるのがいつもの
パターン。
好ましく思ってる者の為ならば命を賭ける事も厭わない正義感溢れる人物であり、その性格は御奈見にも影響を及ぼしている。
自分を犠牲に誰かを助ける事を良しとせず自分の命と相手の命どちらも助ける事をモットーとしている。
運動神経は良いが、あまり成績は良くない。が、素行は良いので
三バカのような扱いは受けていない。
ある日、御坂美琴に追いかけられる上条を見て以来、何かとシンパシーを感じてよく話したりしている。
クラスメートとの関係は良好。当初は彼の起こした事故の噂が流れていたため浮いていたが、
本人の人格と周りに良識的な人物が多いことが手伝って、今ではしっかりと友好関係を築けている。
御奈見に世話を焼いてる内に、裏社会ギリギリの出来事に関わったり、暗部の人物とニアミスしたりと
危うい綱渡りのような生活を続けている。ここまで生き残ってきたのも、悪運の強さと中学まで学んでいた格闘技と
自爆覚悟で能力を使用して行う起死回生の一発がうまく決まってきたからである。
しかし、そんな危うい生活の甲斐あってか実践慣れしておりスキルアウト等の知り合いも多い。
人脈や経験を駆使して危険な事を回避しようとするが、御奈見を心配する限りトラブルに自分から突っ込まざるを得ないという
嫌なパターンに最近陥っている。
【特徴】
パッと見ただの冴えない高校生だが、よくみると割と背が高くけっこうイケメン。
少年のような高い声が特徴で、黒髪短髪でもみ上げが少し長い髪形をしている。
とある高校の学ランを着用している事が殆どで、私服姿は殆ど見かけない。
護身用にナイフを隠し持っている。折りたたみ式で見た目が少し大きな銀色の長方形のプレートで
傍からみればただのストラップなので堂々と内ポケットの中に鍵と一緒に入れている。
ナイフによる斬撃は能力との相性が非常に良い為、愛用している。いわば、彼の象徴となるような武器である。
【台詞】
「えっと…。ほら、俺って見ての通り喧嘩とか向いてないからさ。出来れば平和的解決を…やっぱり駄目?」
争いをこのまず、相手を刺激しないような柔らかな物腰で喋る。一人称は俺。
「え?俺が中学生の女子と一緒に居る所を見たって?ああ、昨日も結婚して下さいましーとかなんとか…って、何で殴るんだよ青髪っ!?」
中学生のお嬢様に言い寄られるリア充なので嫉妬を買うことも。
「げぇっ!彩!?あー…、頼む!今は見逃してくれ!やらなきゃいけない事があるんだ!」
御奈見とは追いかけ回され求婚される仲。本人は彼女の事を少々畏怖している面があるが、好意は持っている。
「こんな力でも誰かを護れるのなら、使ってやるさ…!
…精々守りを固めておけ。どんな物が阻もうと、俺のナイフは止められない―――――!」
【SS使用条件】
日常な話でも暗部絡みな話でも自由にどうぞ
最終更新:2018年09月26日 04:50