【名前】渡瀬 瀬(わたらせ せら)
【性別】男
【所属】科学/トループ(中核部隊)
【能力】精神均衡(ステディステート)レベル4
【能力説明】
 精神を鎮静状態のまま維持することができる能力。精神系能力の一種。
 平たく言えば「焦らなくなる」能力。無感動、無欲、あるいは無感情になるとも言える。
 たとえ死にかけるほどの大怪我を負おうが目の前にブチ切れた一方通行がいようが平常通りに冷静なままでいられる。
 また、他の精神系能力による干渉を防ぐことも可能。読心の類に対しては効果が無いが、感情や精神を操作するような能力は(心理掌握クラスでなければ)無力化できる。
 この能力は自分にのみ作用し、他者に効果を及ぼすことは出来ない。
 基本的には常時発動しているが、任意で能力行使を止めることは可能。
【概要】
 暗部組織トループの『中核部隊』のトループチーフを務める少年。元『置き去り』の16歳。
 12歳ぐらいまではただの一般学生だったのだが、ある時暗部組織の諍いに巻き込まれてしまい、なし崩し的に『闇』に落ちる羽目になった。
 本来であれば口封じに殺されたりするところだったが、彼の場合、身寄りがなかったことや能力の影響で子供離れした冷静さが備わっていたことから、「何かに使えるのでは」と思われ拾われることになった。
 その後、感情が無いが故に裏切る心配がないという便利さを買われてあちこちの暗部で便利に使われてきた。
 実際、どれだけ傷めつけられようが歓待されようが、あるいは自白剤を飲まされたとしても精神状態が変化しないため、『ある組織で得た情報を別組織に漏らす』ようなことがなかった。

 あるときたまたま所属していた組織が解体されてしまい、フリーになったところをトループに拾われて中核部隊のチーフとなった。
 チーフになったのは、どんな時でも決して(物理的に)焦らないことから、彼自身の能力で追いつく限りはどんな場面でも適切な指示を出すことができると考えられたため。
 実際、幾つかの暗部を渡り歩いていて経験豊かなこともあり、大抵の状況に対しては適切な対応をすることができる。
 指揮能力・管理能力に関してはかなり高い。感情のないコンピュータじみた采配になったりもするが、その辺は他のメンバーと相談したりして決める必要性も理解している。
 流石に能力戦闘は難しいが、必要なだけの武器等があるなら能力者相手に戦うこともできる。
 戦闘面で得意な技術は狙撃。本人が「人間の反応には限界がある」と考えているため、咄嗟の対応より準備とデータが必要とされる技術を重視する。
 基本的には磁力狙撃砲のようにブレや反動の少ないものを使うが、必要があればメタルイーターのような反動の大きいものも使用する。当然だが反動を軽減する姿勢やら反動を抑える筋力やらもしっかり備えている(というか扱えない武器は使わない)。

 幼いころから高レベルであり、ずっと能力の影響下で育ってきているため、性格といえる性格が無い。強いて行動指針を表すなら『だいたい死なないように行動する』みたいな感じ。
 しかし別に死ぬのが怖いということも無いため、この方針も緩やかな感じ。何が何でも生き残ろうとするわけではないが、まあできるなら死なないようにしよう、くらい。
 とりあえず上位者からの命令は聞くし、必要なだけ下に命令もするが、特に何が好きとか嫌いとかいう感情もない。
 嫌がるとか飽きるとかいう感情もないため、必要ならどんなことでも嫌な顔ひとつせず行い、そのための努力を惜しむことがない。
 こういった性質のせいで私生活での付き合いは難しいが、感情論でない話なら普通にできるため、事務的な会話に困るということはない。
 また、一応一般常識は備えており、私生活においてそこから大きく外れるような行動はしない。外面だけ常識人。
 逆に言えば感情で常識から外れることがないため、ある意味では極めて良心的な人間に見えなくもない。
【特徴】
 黒目黒髪の少年。不細工でもイケメンでもないが、中性的で童顔なのが特徴といえば特徴。
 身長は160センチ強で、無感情で欲望もない精神の影響が肉体にも及んでいるのか、華奢に見える。ついでに声も高め。
 必要なだけ身体を鍛えているので、外見ほどヤワではない。
 能力の影響もあって表情が変わるということが無い。常に淡々とした話し方をする。
 基本何があろうと表情も口調も雰囲気も変化しないため、まるで普通の人間の皮を被った人形のようなイメージを抱かせる。
【台詞】
「中核部隊トループチーフ、渡瀬瀬より伝達事項だ。標的は死亡した。総員戻れ」
「澤村。理由は知らないがとりあえず単独行動は止めてくれ。フォローで出費が増えるぞ」
「僕は人に指示するのが得意な方だろうが、完璧ではない。自分に向かない事に助力を受けるのも、組織運営では必要だ」
「正義だ悪だと、言いたいことは終わったか?何か情報でも吐くかと思ったが、やはりそうおいしい話はないようだ」
「僕を痛めつけるのは自由だが、それで情報は手に入らないぞ?分かってやっているなら止めはしないが」
【SS使用条件】
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最終更新:2014年04月11日 07:29