【名前】レベッカ=ペーパーウォール
【性別】女
【所属】魔術
【能力】『自動書記(オートライティング)』/『星見の書(ブックオブスターゲイザー)』
【能力説明】
『自動書記(オートライティング)』
自らの魔力を込めた紙に、自動で文字や図形を描く魔術。
それ自体は大したことの無い魔術であるが、
これを用いて遠隔的に魔術等を発動させたり、だれか指示を出したりすることが出来る。
また、『こちらから紙に干渉する』の逆に『紙への干渉を感知する』要素も持ち、
遠距離の筆談、物の位置の把握、接近の察知等、小技も効く、割りと有用な魔術。
『星見の書(ブックオブスターゲイザー)』
ある魔術結社が作り上げた魔導書。かなり大きい。
実際には、写本、偽書程度の『毒』しか持たない三流の書物。
書かれているのはおおよそ秘術とも思えぬ魔術の基礎中の基礎のような事ばかり。
ただ逆に、長い間蓄積されてきた『基礎』の純度は高く、かなり効率は良い。
魔力の練り方、魔術を使用するイメージ、鍛錬法、霊装の作成。
また、人払い、失せ物探し、星見、回復術等を記述として持つ。
歴代の著者の記憶や記録も記されているようだ。
【概要】
世界中を旅する、フリーの魔術師。小さな少女。
大きな帽子に黒いマント、典型的な魔女の格好をしているが、手に持っているのは杖ではなくて大きな本。
自ら『指導者(ガイド)』と名乗り、魔術を求めるものに懇切丁寧に教えて回っている。
その教え方は、まるで子供とは思えないような、人間の心の機微を掴んだものであるという。
達観したような、外見の年齢からは想像も出来ない落ち着いた雰囲気の持ち主。
ただ、行動は気まぐれで、ちょっとしたからかいや、突飛な行動をして、『生徒』を困らせる事も。
教える魔術は『少しだけ人生が良くなる』ような、『おまじない』のようなものだが、
これをきっかけに
魔術サイドに足を踏み入れてしまった人間も少なくはないとか。
その正体は、魔術結社『星の叡智会』の会長。
『星の叡智会』は、第二次世界大戦後に出現した近代魔女達による『魔女学校』の如き集団であり、
勿論アングラ的組織ではあったものの、魔女たちの相互援助や魔術教育等で、
一時期は多くの支部を抱えるなど、かなり栄えていたと言われている。
ただ、70年という時の流れの中で、科学技術の発達と、世界規模で広まった終末的思想が、
与えられる結果の規模が小さい魔術しか教えない、『星の叡智会』に所属するメリットを失わせた。
多くの魔女はより即物的な魔術を求め、或いは科学へと傾倒していったのである。
現在、『星の叡智会』に所属する正式な魔女はレベッカただ一人。
もはや『会』として成立してすら居ないが、それでも彼女は会長を名乗り続ける。
歴代会長達の知恵を集め、母親から託された『星見の書』を守る為に、恐らくは死ぬまで。
『星の詠智会』がもはや終わっていることは彼女自身把握しているが、
それでも会の歴史を終わらせる権利を彼女自身が持っていない、と思っている。
それは、『星見の書』を受け取った時に流れ込んできた、『星の詠智会』歴代会長の記憶によるものだろう。
彼女達のありとあらゆる感情のうねりは、レベッカを数日の間昏倒させ、そして一人前の女性へと変貌させてしまった。
【特徴】
黒い大きな帽子、黒いマント。首元には星のネックレスを着用。
マントの下は割と一般的な、スカートを着用した少女の物。常に小脇に本を抱えている。
年の頃は13歳ほど、プラチナ・ブロンドの美少女。
【台詞】
「楽しくやりましょう。魔術は楽しいもの、あなたの人生を豊かにします」
「……私達の考えは、今の魔術サイドにはそぐわないのでしょう。
時代は大きな力を求めているように思います。
……それでも、人の人生を良くするのは、小さな、優しい魔術だと、私は信じていますよ」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2014年07月26日 17:51