【名前】木原鹸化(きはら けんか)
【性別】男
【所属】科学
【能力】no data
【能力説明】
成人している為能力開発は受けていない模様。
自身が籠城する学園都市製人工生態圏『模倣性妖精郷(イミテーティブアヴァロン)』の環境全てを意のままに操る監督権を有しており、
真空、灼熱、絶対零度、世界流行など、まるでテレビのチャンネルを変える様に環境をコロコロと変貌させ侵入者を死滅させる。
また急激な環境の変化に適応出来るよう予備の循環器系を複数個埋め込むなど
様々な肉体改造を施している。
【概要】
学園都市の第学区にある実験用人工生態圏『模倣性妖精郷(イミテーティブアヴァロン)』の総合管理者であり、
学園都市の研究者の一部では有名な『
木原一族』の一人。『進化』を司る。
「人類史上稀に見るレベルのコミュ障」を自認しており、
肉体改造を経て人間という枠組みを超えてまで模倣性妖精郷に耐えうる身体を手に入れ、
人間が数時間で死に絶える様な環境下で独り悠々自適に独身貴族を満喫している。
外部の世界を忌避する彼にとって正に『彼自身が作り上げた妖精郷』と化しており、只一人の人間の共存を許してはいない。
……尚、共存は許してはいないがその場に足を踏み入れ生還している者は何名かいるらしい。
彼同様人間を半ば辞めている様な連中ばかりだそうだが。
元々「完全な個体」を作成する事を目的とした実験を主導していたが、
本人自ら被検体となり呼吸も食事も対話も必要ない半ば「完全な個体」と化した事で「木原一族」の象徴である知的好奇心が衰退。
研究の際使用した模倣性妖精郷をチェーンアップし籠城する事で、済崩し的に研究も停滞する。
それを快く思わない木原反証が「研究的価値に目が眩んだ馬鹿共」によって唆されて
意気揚々と襲撃してきたが、これを返り討ちにし
木原反証を「二度とナマ言えねぇ位のミンチ」にして外に放り出した。
好奇心が衰退し外界の殆どの事に対して関心が薄れているものの、
一度関心を示すとそれに終始没頭するという『木原一族』の片鱗を残している。
最近では「『偶像の理論』から神話の妖精郷を疑似的に作り出したいのだが」
と模倣性妖精郷に足を踏み入れ頼みに来た魔術師との出会いを切っ掛けに魔術に興味を持った模様。
「模倣性妖精郷(イミテーティブアヴァロン)」
木原鹸化が主導で設立した人工生態圏研究施設。
球体のドームが幾何学的に複数個連結した形状をしており、真っ白いブドウの房の様な見た目。
球体一つ一つに別々の生態圏が設定され、その場で適応した動植物が生息し一つの球体内で生命の循環が形成されている。
連結部を通じて移動が可能で、木原鹸化は気分に依ってドームを行ったり来たりして
或いは環境を自在に調整して生体の変化の観測に勤しんでいる。
尚詳細なデータさえあれば「過去の世界環境の再現」が可能であるらしく、
魔術的には「魔術的な『界』を再現出来る可能性を有している、理論上ではラグナロク時の環境を再現すら出来得る」との事。
【特徴】
年齢不詳。環境の適応の結果人間というよりも異星人に近い風貌と化している。
通常の人間より目が大きく身体がひょろひょろと細長く、
異様に長い指には環境調整用チャンネルが内蔵したグローブ型ユニットを装着している。
【台詞】
コミュ障を自称する割にはおしゃべり。
「おや、誰かと思えば合挽き肉君かね。再び来た記念だ、今度はハンバーグになりたくはないかね」
「―――あ、ああうむすまない。声帯をまともに使ったのは大体一年ぶりでね。しばし使い方を忘れていた。それにしてもココに足を踏み入れる人間はどいつもコイツも手荒でマナーが行き届い取らん。手土産として菓子折りの一つでも持ってくるのが常識人の筋じゃあないのかね? 具体的にはクッキーを所望するのだが」
「好奇心に『特異点』なぞ存在せんからな。『木原』は決して滅ばんよ」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2015年11月06日 23:08