【名前】木原硼砂(きはら ほうしゃ)
【性別】女
【所属】科学
【能力】改竄性蛋白質(フォルシフィケーションプリオン)
【能力説明】
木原硼砂が使用する感染性因子。皮膚、空気、食物などあらゆる感染経路から生体内に侵入し、身体と脳の組成を破壊と再構築を繰り返す事で作り替えていく。
改竄は主に脳と身体の2
パターンがあり、
「脳の改竄」では呼吸中枢や心拍中枢の組成を書き換え、呼吸や拍動の仕方を忘れたかの様に死亡させ、
「身体の改竄」では、指数関数的に身体の組織を組み替える事で骨や内臓などの境界すら曖昧な、半液状の何かに変容させる事が出来る。
また光や匂い、音等の外部刺激を利用して改竄の調整や思考の道筋を操作する事が出来、感染者を自覚なしに傀儡化させる事も可能。
逆に言えば、外部刺激がプリオンに与える影響の法則性を掴めば進行を食い止める事が可能である。
戦闘ではこの改竄性蛋白質と能力者達を半液状化させ一纏めにした肉塊「有機傀儡(オーガニックスライム)」をペンライトの青色光を当てる事で操る。
有機傀儡はそれそのものが感染源で且つ、超能力の発生条件の一つである脳と身体がどちらも揃った状態で有るので半液状化した能力者達の超能力を使う事が出来る。
【概要】
学園都市の暗部に身を置く中学生程度の少女。レベル0。
学園都市の研究者の一部では有名な、『
木原一族』の研究者。
木原であるにも拘らず「普通」である事を羨望しており、どのような環境下であっても『木原一族』としての特性を発揮してしまう自分を卑下する。
自身の研究成果である『改竄性蛋白質』と『有機傀儡』に対しても自分自身で酷評しており、「こんな筈じゃなかった」と良く愚痴を溢している。
元々の目的は「全能の作成」。
多角的に才能ある人間達の『良い部分』を抽出し、より優れた存在を作り上げる事を目指していたが、
『木原一族』としての特性がそれを歪な形で再現させてしまった模様。
表の世界に身を置いたところで自分の中の「木原」がそれを限りなく最悪な結末に変えてしまうと理解している為、
「木原」らしさを如何なく発揮できる暗部に止む無く身を置いている。
しかし表の世界に未練はある様で、願いが叶うのならば普通の女の子らしい日常を送ってみたいと考えている。
表の世界の人間の知り合いは殆ど居ないが、「笠間乱気(かざま らんき)」という名のメル友を持っており頻繁にメールのやり取りをしている。
彼女曰く「普通の女子中学生らしい女の子」。
普通である事を尊い物と思っている彼女にとっては劣等感を感じさせる存在でありながらも、唯一の表側の友人として認識している。
表向きの性格は内向的で年相応の少女らしい趣味趣向をしているが、
ふと思い浮かんだよこしまな好奇心に正直で、例えそれが「在校生全員を生体サンプルにしてみたい」という悪辣極まりない妄想でも行動に移しかねない危うさを持っている。
重度の携帯依存症。
いかなる時も即レスポンスは友達に対する礼儀であるという考えを持っており、
既読無視されると途端に機嫌が悪くなる。
【特徴】
所謂ロリ巨乳。
Aライン気味のゆるいレトロチックな花柄ワンピースに、黒のタイツ。
底の薄い靴を履いており、木目調のイヤリングやネックレスを愛用する。
写メを笠間乱気に送った所「森っぽい」と言われている。
【台詞】
「――――やっぱり乱気ちゃんは凄いな、敵わないや」
「だってね、何事も『やってみなきゃ判らない』じゃない?」
「私だって、普通の女の子らしい事してみたいよ。普通に学校に通って、同級生となんでも無い話で笑ったりしたいよ。放課後は普通に部活して、友達と買い食いしたり、家に遊びに行って女の子らしい遊びとかしてみたい。それに男の子と恋だって、してみたいに決まってる!!!!でも私の『木原』が、私の中の好奇心がその日常を最悪な結末に塗り替えていくって分かってるから……私はそっちに居られない」
【SS使用条件】
とくになし
最終更新:2015年11月06日 23:11