【名前】エレイン=ノインバレット
【性別】女
【所属】魔術
【能力】『黒死斑の笛吹き男(ラッテンフェンガー)』、『満ち欠ける月(バルトアンデルス)』、『冬追いの鞭』
【能力説明】『黒死斑の笛吹き男』
ドイツの街ハーメルンに伝わる伝承『ハーメルンの笛吹き男』に登場する笛吹き男『ネズミ捕り(ラッテンフェンガー)』をもとにした魔術。
笛の霊装を奏でることで発動する。
『ハーメルンの笛吹き男』において『ネズミ捕り』はまず最初にネズミを笛によって川に誘導して溺れ死にさせ、ネズミ退治の報酬が支払われなかったため次に街の子供たちを笛によって連れ去った。
この魔術ではこの伝承を『局所的に発生した黒死病によって子供たちが多数死亡した事件』を意味するものだとし、『ネズミ捕り』をその死の象徴――つまりは『死神』であったと解釈することで、笛を奏でる術者に『黒死病を振りまく死神』としての効果を付与している。
それによって、笛の音が聞こえる範囲にいる者に対して全身に重度の敗血症を起こさせることができる。この笛の音が聞こえるというのはあくまで範囲の話であり、実際に音を聞いたかとは関係がない。
さらに同じ死神であるブリーラー・レッスルが冬を象徴していることと、ペストが流行した当時気候が寒冷化していたことの二つを利用することで『ネズミ捕り』=ブリーラー・レッスルであったとし、さらにブリーラー・レッスルは北欧神話の主神であったオーディンが十字教世界の中で死神とされたものだということから、死の神であるとともに魔術の神であったといわれるオーディンの『魔術の神』としての性質も魔術に組み込んでおり、それによってこの魔術によって起こった敗血症を魔術によるものとすることで特定の魔術的治療でしか敗血症が治癒しないようにしている。
ただし、この魔術においては『冬』が重要な意味をもっているがゆえに、気温が高くなれば高くなるほど効果が低くなり、人が暑いと感じるくらいの気温になると魔術の維持自体ができなくなるという欠点がある。
本来この魔術は彼女の姉である魔術師が最も得意としていた魔術だったが、彼女は狂想と執念によって劣化状態ながらも再現に成功している。
『満ち欠ける月』
17世紀のハンス・グリンメルスハウゼンの小説「阿呆物語」に登場する怪物バルトアンデルスをもとにした魔術。こちらが彼女の本来の魔術である。
「阿呆物語」では、森の中の石像が人間に触れられた時、バルトアンデルスと名乗り、人間、樫の木、雌豚、太いソーセージ、クローバーの畑、糞、一本の花、花をつけた枝、桑の茂み、絹のつづれ織り、など様々に姿を変え、最後にまた人間の姿になった。
この伝承のうち、バルトアンデルスが最初に変身していたのは石像であり、それ以降に変身したのは全て生き物もしくはかつて生きていたものであることから、バルトアンデルスの本質は石像であり、バルトアンデルスの能力は生き物もしくはかつて生きていたものに変身する能力だったと解釈。
これを利用することで、石・土をまるで生き物であるかのように自在に操作することができる。
操作範囲はかなり広大で、半径1.5kmほどの地面をまるで水面であるかのようにすることができる。
ただし、バルトアンデルスの象徴は「変わりやすい月」であるため、この魔術は月の出ている夜にしか使用できず、さらには新月と満月の夜にも使用できない。
『冬追いの鞭』
ファスナハト(謝肉祭)において、ブリーラー・レッスルが打たれる鞭をもとにした霊装。
見た目は非常に長い皮製の鞭。
この鞭を打つという行為が冬の象徴たるブリーラー・レッスルを追い払う、つまりは冬の追放を意味することを利用し、この鞭が触れたものから『冬』を追い出すという効果を持たせている。
特定の魔術に対してはかなり強力な効果を発揮する霊装なのだが、彼女は劣化したせいで自身にも影響を及ぼすようになった『黒死斑の笛吹き男』の影響から抜け出るためにしか使っていない。
普段は右足に巻きつけて所持している。
【概要】ドイツのとある小規模な魔術結社に所属する魔術師。魔法名は『reddo497(我は始めにして終わりなり)』。
とある魔術師の妹で重度のシスコンにしてヤンデレ。
姉が結社に所属している間はただのお姉ちゃん大好きっ子だったのだが、姉が銃に魅せられ結社を抜けてから日に日に病んでいき、最終的に「お姉ちゃんがわたしの前からいなくなるんだったらお姉ちゃんを殺してわたしも死ぬ!」という考えにいたった。
そして、そのために結社の全員を「説得」(本人談)し、現在は姉を殺害するために旅を続けている。
魔術師としては制御できていない魔術を広範囲に周りを気にせず乱発するため、扱う術式の威力も合間って非常に危険。
味方ごと黒死病で殺し尽くそうとするため、対策を練っておかないと一緒に行動した時点で死亡フラグが乱立するはめになる。

【特徴】若干低身長の少女。
髪の色は蒼銀で目の色は空色。ただし常に限界まで見開いたレイプ目。
スタイルは年相応のものだが、基本的に子供っぽい服装をしているため、少し幼く見える。
【台詞】
「お姉ちゃんっ!一緒に寝よっ♪」
「お姉ちゃん……どうしてわたしをおいていっちゃったの……どうしてどうしてどうシてどウしてどうシてドうしてどうしテどウして…」
「ねえ……そこ退いてよ……わたしはお姉ちゃんを追いかけなきゃいけないの………そう、あくまでわたしとお姉ちゃんの間に割って入るのなら……コロス」
【SS使用条件】特になし

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最終更新:2016年01月12日 14:33