【名前】ウール=ノルディス
【性別】女
【所属】魔術
【能力】「ユミルの肉」
【能力説明】「ユミルの肉」
北欧神話の主神オーディンが、原初の巨人ユミルの体で世界を作ったという伝承を元にした魔術。
この魔術によって得られる能力は2つあり、一つは自らの肉体を巨人の肉体と対応させることによる身体強化。
コンクリート壁を蹴破る文字通り人間離れした怪力を得られるが、こちらはどちらかといえばオマケ。
この魔術の真価はもう一つの能力である、ユミルの伝承を元にした再生能力にある。
自身の肉体をユミルの肉体と対応させ、世界に存在する物質を自らの身体の一部として取り込むことで驚異的な速度での肉体修復を可能とする。
その再生能力は半身を吹き飛ばされようが周囲に材料さえあれば一瞬の内に完全再生するほど。
また、上記の理論を利用することで、岩石の拳を形成したり、空気を足のように固めて踏みつけたりすることもできる。
強力な魔術ではあるが、当然のごとくオーディンに由来する術式を苦手とする。
この魔術の使用のために彼女の肉体はもはや人間と呼べないレベルまで組成が変化しており、この魔術が崩壊すれば彼女の命も尽きることとなる。
【概要】とある
北欧系魔術結社に所属する魔術師。
魔法名は「crepusculum285(黄昏に住みし者)」。
常に顔には無邪気な笑みを浮かべ、平時はまるで無垢な少女のように振る舞うが、敵に対してはその笑みを浮かべたまま一切の容赦無く攻撃をするというどこか不安定な二面性を感じさせる女性。
ある日気がついたら自身の名前と魔術の知識以外に何も憶えていない状態で北欧の山奥の屋敷にいて、それから長い間ずっと一人で暮らしていたが、数年ほど前にその近くまで来た自分たちの魔術結社の本拠地を見繕っていたとある魔術師の2人組と遭遇。
彼女は人恋しさからその魔術師に自身の屋敷を本拠地として提供し、そのままの流れでその魔術師の内の1人がトップを務める魔術結社に所属することとなった。
長い間屋敷に一人ぼっちでいたせいか、よく誰にも告げずに世界各地に旅行に出かけることがあり、さらに行く先々で揉め事を起こして帰ってくるため、魔術結社のトップを務める魔術師の頭痛の種の一つとなっている。
また、彼女が唯一使える魔術である『ユミルの肉』の影響か、戦闘等の激しい運動をしなければ食事を摂らなくても半永久的に生活することができる。が、娯楽として食事はきちんと摂っているようだ。
【特徴】外見は20歳前半の年若い女性。
白磁器のごとく白い肌、翡翠を嵌め込んだようにも見える瞳、銀線を纏め上げたような髪、顔料を塗りたくったかのように不自然に紅い唇といった美しいが、どこか鉱物や人形じみた印象を受ける不自然さを湛えた美貌。
服は喪服を思わせる赤黒いドレスを主に着用している。つけてないしはいてない。
【台詞】
「わたしのなまえは……そう、ウール=ノルディス。ウールってよんでくれるとうれしいな」
「キヒヒヒッ!もっと苦しめ!そしてくたばれェ!もっとワタシを楽しませなァ!」
「………夢?あの人は……誰……?」
【SS使用条件】特になし