【名前】ニャルラトテップ
【性別】男/女
【所属】微睡み誘う暗闇
【能力】表向きは時空超越術式『ナイラトホテプ』。本当の術式は人格感染術式『輝くトラペゾヘドロン』。生来からの悪意。
【能力説明】
時空超越術式『ナイラトホテプ』。
名だたる邪神の一角、ナイラトホテプが時空を超越している事から使える術式。
それに由来するニャルラトテップの術式は自身を、過去未来現在の如何なる空間/時間にも偏在させる。
更にナイラトホテプは老若男女の区別なく自由に姿を変える事が出来る事から、ニャルラトテップもまた己の姿を老婆から少年まで自由自在に変える事が出来る。
この術式がゆえにニャルラトテップは不死身の存在と化しており、滅ぼす事は実質不可能である。

……と言うのが、表向きの使えると公言している術式。


人格感染術式『輝くトラペゾヘドロン』。
クトゥルフ神話郡において、有名な邪神召喚物の名を模した術式及び霊装。
霊装は霊的加工した自身の骨肉の塊。形状はサイコロ程の多面体の赤黒い物体。
これを相手の体の中に、光に晒さないように埋め込む事で己の人格を他者に転写できる。
更に転写した個体の骨肉から霊装を作ってと言うループもできる。

これ自体はサンジェルマンの人格感染に似ているが、あちらとは違って個体の意思は同期せずに完全に独立している。
最初は個体同士の考える事が同一で問題は無いが、離れた場所での活動で経験や何かにより思考の差異が起こり始める。
なので悪ければ別の個体の変質した『自分自身の意思』で同士撃ちが起こる危険性があるが、
その危険はニャルラトテップの精神の特異性(後述)のおかげで何とかなっている、
……ように見えるだけで何時か爆発しかねない手榴弾を抱えているような状況である。

何時の時代にも何処の場所にも居るように見えるのは、個体個体がその場の状況から即興で話を考えているだけである。


悪意。
人として破綻した思考。直接、間接問わずに他者を絶望させたがる狂気。
他者の最高の破滅を起こすのなら、自分さえも計画の駒に使い捨てられる精神性。
悲劇を起こし絶望/破滅させるのに趣味的な喜びは無く、それは自身の義務であると思い考え使命感で行動する。

他者を破滅させる方法は例えると、崖に向かって蹴落とすタイプではなく、相手を掴んで一緒に飛び降りるタイプ。
一般的な人間の善悪好悪正邪がどういう物かは理解しているが、それだけである。

【概要】
魔術結社「微睡み誘う暗闇」の構成員。
諜報などの仕事を主にし、後始末などの雑事も担当する。
宇宙創成から終焉までの何時の時代、何処の場所にも存在していると嘯いている。
まともな生まれにまともな育ちをしていたはずだが、生来からの狂気ゆえに周囲を巻き込み破滅させたがる。
言わば洒落にならない被害を生みだすサークルクラッシャー。自覚があるだけなお性質が悪い。

演技力は全米が泣いて、アカデミー賞の全てを総舐めするレベル。

敵はもちろん……構成員――仲間も結社も例外ではなく絶望を起こしたいと思っている。
魔術結社「微睡み誘う暗闇」だけを壊滅させるならともかく、それを出汁に世界を巻き込み破滅させる計画を練っている。


さらけ出す本性は物凄く淡々としている、一切の喜怒哀楽が無い。虫を観察する学者の目で人を見る。
人格感染の大本の一人である、最初にやり出した人間はまだ生きてるかもしれないし、とっくの昔に死んでいるかもしれない。

【特徴】
老若男女様々。服装も様々だが色は黒で統一されている。
【台詞】
演技状態で一定の口調は無く、老若男女に合わせて使い分ける。
本性を出すと、一人称は私、そして凄く淡々とした口調になる、無表情と合わせて機械が喋っているかのような姿。

演技状態の一端。
「這い寄る混沌、無貌の神、月に吠えるもの……あたしの名はニャルラトテップ」←女/少女時
「危ないのは分かってる……分かってるんだ!それでもあいつを助けたい気持ちは嘘じゃないんだ!」←男/青年時
「止めておくれ……あの子には何の罪も無い、悪いのはわし一人じゃ……」←男/老人時
などなど

本性。
「えぇ、私の言っていた事ですか。全てが真っ赤な嘘です、今までお付き合いありがとうございました」
「残り39秒で全てが吹き飛びますね。それを見届けられないのは非常に残念です」
「私はこれで終わりのようです。別の私は上手くやって欲しいですね」

【SS使用条件】
自由

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最終更新:2016年02月03日 06:01