【名前】ツァトゥグア
【性別】男
【所属】魔術
【能力】「怠惰な邪神(ツァトゥグア)」「無形の落とし子」「ンカイへの道」
【能力説明】「怠惰な邪神」
クトゥルフ神話において語られる神格『ツァトゥグア』を元にした魔術。
自身の肉体を黒いねばねばした半液体状に変化させる。
この状態では相手にまとわりつくことで相手の肉体を溶かして取り込むことができる。

とは本人の弁。
この魔術の実態は肉体改造により半液体状の肉体を得た魔術師が加工した人間の『皮』を被っている、というもの。
肉体が半液体化するように見えるのは、『サンプル=ショゴス』のごとく体表に開けられた小さな穴から肉体を染み出させているためで、中身のなくなった皮は肉体の中に小さくたたんでしまっておくことで肉体が半液体化したように見せかけている。
ただし、唯一脳だけは機能を残したまま半液体化することができず、握りこぶしほどの大きさの球体の中に押し込まれている。
これを破壊されれば当然即死するほか、肉体を半分以上破壊されても死ぬため、見た目の割には意外と脆い。
ちなみに、半液体化した肉体で相手の身体を溶かして取り込むことができるというのは嘘ではなく、食事等も肉体で包み込み溶かして摂取している。
また、魔術の特性上術者の視覚と痛覚は失われているため、周囲の状況を知るためには音の反響を利用するか何らかの魔術で探知する必要がある。
「無形の落とし子」
上記の『怠惰な邪神』の研究過程で作られた副産物とも言うべきもの。
一種の魔術生命体であり、『怠惰な邪神』で変質した肉体とよく似た特徴・性質を持つが、身体の強度はこちらの方が断然高く、力も並の生物では対抗できないほどある上、一部を槍や剣のような形に変形しての攻撃も行える。
素材は人間の皮と骨以外の部分全ての混合物。
寿命は長くなく、2年保てばいい方らしい。
戦闘等を行う時は主にこれを使用する。
普段は皮の中に肉体を覆うようにして携帯している。
「ンカイへの道」
空間転移を行う術式。
魔術の使用条件として転移させるものに一切光が当たっていないこと、転移先が地中にある同じく一切光のない空間であることの2つを満たさなければいけないが、その分転移可能な範囲が異様に広い。
彼は『無形の落とし子』で自身を包み込み、かつ転移先を自らの作った『ンカイ』と呼ぶ地下拠点にすることで魔術の使用条件を満たしつつ安全性を確保している。
【概要】魔術結社「微睡み誘う暗闇」の構成員。
クトゥルフ神話の神格の一柱『ツァトゥグア』を名乗る魔術師。
名乗る名前の通り非常に怠惰で、普段は拠点としている豪邸の一室で食っちゃ寝しながら無為に日々を過ごしており、彼の気を引くようなことがない限り、魔術師としての力を振るうことはまずない。

その行動原理は『異常』への憧れとでも言うべきもの。
「普通と違うこと」に対して非常に強くこだわり、自らも異常な存在であろうとする。
特に異端といわれるような魔術や魔術師などには執着といっていいほどの興味を示し、助力の押し売りじみたことまでするが、反面常識的な考えを持った魔術師や大規模な勢力に追従する魔術師に対しては出会い頭に暗殺魔術をぶちこもうとするほどに嫌っている。
そのため、同じ結社のメンバーからは、騒動を起こしているところに勝手に出張ってきては敵の魔術師に攻撃し、むやみに騒動を大きくするトラブルメーカー、といった認識をされている。
ちなみに勝手に出張ってくる割に敵わない相手と見るや身体に仕込んだプラスチック爆弾で自爆し自分だけは魔術で脱出するなど無責任な行いを繰り返すため、彼に対していい感情を抱いているメンバーは非常に少ない。
【特徴】平常時の見た目は異常なまでに太った盲目の中年男性。
戦闘等を行う時以外では電動車椅子に身を任せている。
また、必要があれば『皮』を取り替えることで年若い青年の姿になったり、妙齢の女性の姿になったりもする。が、どんな姿でも盲目のまま。
服装は姿によって替えるが、スーツを着ていることが多い。
【台詞】中性的な喋り方。
「素晴らしい!実に素晴らしい!その異端さ!特異性!君のような魔術師に出会えるなんて私は本当に幸運だ!」
「いやあっはっは!すまないすまない!自爆については反省しているよ、この通りだ!まあ信頼の証として受けとってくれよ!」
「いやあ、実に残念だ。君の魔術はそんなに素晴らしいのに、どうしてその使い手たる君はわざわざ十字教なんぞに迎合する愚か者になろうとするんだい?」
【SS使用条件】特になし

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最終更新:2016年01月29日 12:44