【名前】麦播刈米(むぎまきかりめ)
【性別】男
【所属】
科学サイド
【能力】能力開発していない
【能力説明】なし
【概要】
能力開発関連の研究機関に勤務する研究員。
出向という形で支援先の
浅間学園付属中学の社会科教員に赴任し、
オーディナルを設立し、所属生徒を引率する「先生」となった。
マニュピレーターなど義体技術のような身体に機械を埋め込む者のことを「不純物を持つ人間」と軽蔑し、あくまで能力一筋(超電磁砲のようなコインを用いるなどの応用範囲は可)で戦える者を評価し、彼はそれを純粋培養と表現する。この思想は学園都市の学会でも特異とされる。
その理由として「機械の補助を得る者は必然的に絶対能力へ進化する条件から外されている」と考えるため。
したがってオーディナルにおける指針としても能力開発以外の人体改造は禁止であり、不良がするような身体を傷つけて装飾する行為も禁止である。
しかしこれはあくまで自らが育成する実験動物(モルモット)に混じり気を与えたくないという科学者としてのこだわりにすぎず、生徒たちのことを思ってではない。
この考え方で周囲に「範を示さなければならない」という論理で機械頼りの他の暗部組織や不良の塊であるスキルアウトを徹底的につぶしたいという欲求を持つ。
ただし、現時点では上層部にもみ消してもらう関係上、従順な演技を行い、反抗的な暗部組織に限定して掃討を行う。
スキルアウト掃討はオーディナルで広範に命じられ、暗部掃討に関しては重用するオーディナル上位五人を中心とした人材で行わせる。
彼の考え方は科学の街という中で機械や情報システムに依存しないという矛盾を孕んだ理想へと発展し、それを実現するため、人為的なAIM拡散力場への干渉によって能力者集団を制御して大きな個を作り出そうする思考連結実験を行った。
その結果が学級崩壊に至る学生の暴走であったが、それをマッチポンプとして事態を収拾する「先生」役を担い、公的には解決したと見せかけることに成功している。
この失敗を「もともと素養が低かったからだ」と判断してオーディナルの設立を決定した。
自身を慕う招蝶を含む指折りの五人のことは他より差をつけて重用しつつも、冷徹に優秀な実験動物としか看做しておらず、「先生」としての生徒へのふれあいも経過観察と称している。
【特徴】
男性とも女性ともつかぬ中性的な姿をしている。黒髪ロングは招蝶と同じだがこちらは嬉しくない。
長身で痩せ型。体格に合うように調整した特注のフォーマルスーツを着用する。
独自の訓練法で「五感」を常人以上に鍛えており、微妙に肌に感じる空気の振動だけで視なくても室内の人数、位置を察知するだけでなく、視力や聴力、嗅覚は狩猟民族かというレベルである。
【台詞】
一人称は僕。二人称は認めている対象相手には君付けの名前で呼び、そうでなく侮蔑対象なら呼び捨て。あるいは怒りを感じるときは「てめえ」と吐き捨てる感じでいう。
「はぁー、てめえら暗部も所詮は道具(きかい)におんぶに抱っこのかす汁野郎か。僕の抱える理想には程遠いんだよなあ。だから消えなよ目障りだし。」
「頑張りなさい、尋花君。大きく育つことを期待しているよ。」
「革新には縛りが必要さ。その中で生き残りに賭けて策略(かけひき)を使うっていうのが素晴らしいことなんだよ、わかる? 僕の教えたい正義っていうのはそこなんだよなあ。」
【SS使用条件】
特になし
最終更新:2016年03月25日 12:14