【名前】セルウィー=アウスウェイト
【性別】女
【所属】魔術/異なる力(ヘテロダイン)
【能力】精霊術
【能力説明】
ここでいう精霊術とは偶像の理論を利用した彼女のオリジナル魔術であり、「精霊は自然界の万物に宿る」という精霊信仰から導かれた「精霊」を偶像の理論から生み出し、自然物を「精霊」として使役する術式。
北欧神話の世界樹やケルト神話の守護樹に見られる精霊と妖精信仰の一つの型たる「樹木への信仰」と同様に見られる「石への信仰」を術式の根底に置いており、まず目印のルーンをつける母なる樹や父なる石となるものをあらかじめ探して対価(魔力)を支払うという手順を行わなければ、その他の無数の自然物に宿る精霊たちと心を通わせることはできない。つまり木と石を基地局としてあらゆる生命の声をつないで聴き、力を借りるという仕組み。近代の工業製品は彼女の解釈で「精霊が嫌う」という理由から適用されない。
精霊の力は攻撃よりも支援に適しており、例えば樹木の成長力を得た場合、高い治癒効果を発揮する。精霊とのつながりが解かれない限り、効果が永続するため不老不死に匹敵する身体を得る。動物の耳を借りて可聴域を広げたり、光を捻じ曲げて迷彩化したり、潜水中も息が途切れなかったりと応用範囲が広い。
攻撃としては周辺環境に雑音を生み出して不快にするなどといった程度だが、安定的に力を得られる環境にいて、尚且つ一点に力を寄せれば岩をゴーレムとしたり、雷を落としたり、海を荒れさせたりすることもできる。
ただこうした大掛かりな攻撃には相応の対価が必要。また良くある話で精霊や妖精の類が悪戯好きな性格を持つため、たとえ契約者であっても従順とは言えず、身の丈に合わない契約は身を滅ぼすとされることから、拒絶されて運悪く頭がパーになってしまうかもしれないので使いたがらない。
霊装が不要であることが肝であり、一見すれば理解できない力を行使しているように見える。
精霊信仰というものを基にしているだけあって精霊一つ一つは微々たる力しか持っておらず共鳴させることで大きくする関係上、人工物が多いなどの力を得にくい環境では使いづらい魔術である。また環境汚染はつながりを阻害する要因となり得る。
精霊との距離は最大で半径十キロメートル離れていてもつながることができる。

【概要】
十六歳。出身は北アイルランドの村。ドルイドを親に持ったことで生粋の魔術師として育つ。地域に息づく精霊信仰にヒントを得て魔術を開発した。
異なる力(ヘテロダイン)という魔術結社に所属する魔術師。一応ボスであるが頻繁にフォローされる側になるほどいつも頼りがいがない。素っ気ない態度くせに実はかまってちゃんという気難しい性格。
とはいえオリジナル魔術を生み出すほどに魔術師としての才は高く、魔術師としては珍しく仲間想い。カリスマというより愛されているという感じで祭り上げられている。揶揄われるのがデフォ。
第三次世界大戦時には雪に埋まっているところを所を戦車隊に轢かれそうになっており、トラウマを得た。彼女の前で「戦車」「雪」「埋まる」というワードは禁句。
異教徒狩りによって親を殺された経緯があり、十字教徒を敵視する。また多神教の世界観を破壊するという意味でも科学サイドや十字教には強い嫌悪感を抱いている。
ただし、同時に敵を知ることの大切さを理解し、必要とあれば積極的に魔術作成にそれらの知識を取り入れてよいとする考えを持つ。
ヨーロッパ各地の多神教関連の遺跡に赴いては魔術の知識を高めることに励んでいる。

【特徴】
金髪ロング少女。毛先にカールがかかっている。服装は黒のフード付きドルイドローブ。
手の五本指すべてに指輪をはめているが、それらは呪術的意味があると見せかけるフェイクである。
体格は小柄、胸のサイズは自慢できない。

【台詞】
一人称は「わたし」、二人称は「君」
「君さ、隠れてわたしのこと頭の可笑しい電波娘って言ったよね、言ったでしょ。え、言ってない? おっかしいな。精霊たちが伝言ゲームで伝えてくるから内容に尾ひれはひれがつくことはよくあるけど。あ、違った。頭が腐っておかしな電波を受信する妄想娘ってなんかさらに悪化してる!?」

「なにおー!えらそーに!わたしはボスなんだからね!言うことは聞いてね!?怒るんだからね!?」

「じゃあ、私は支援に回るよ。『それしか能がない』っていっちゃいけないお約束をーーーーーー!?」

【SS使用条件】特になし

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最終更新:2016年03月27日 22:38