【名前】ウルタール
【性別】雄
【所属】
微睡み誘う暗闇
【能力説明】
クトゥルフ神話において、地球から月に跳んで行ける猫の伝承を現実にすべく必要な物を必要な分だけ加えられた魔術生命体の猫。
弾丸のような速度で跳ね回れる筋力。(さすがにこれだけで地球の引力圏を振り切るのは無理だが)
その時に出る自分への衝撃等や宇宙での真空、各種宇宙線、太陽が照る所では灼熱、照らない所では極寒の宇宙環境に耐えられる体。
地球~月までの軌道計算を瞬時に行える演算能力等を持つ。人語も喋れる。
数少ない使える魔術は自分の体にかかる重力を低減させられる、これで理論上は宇宙に跳んで月まで行ける。
◆ウルタールの禁令。
クトゥルフ神話において、猫殺しが禁じられた異界の都市の伝承を元にした霊装。
形状は架空の都市が精緻に描かれた猫専用マント。
効果は内への外敵の排除、設定により物理攻撃系の干渉を無効化できるが、設定を増やすたびに消費魔力も激増する。
纏っている者が知らない現象は無効化設定できないので、そういう攻撃は素通りする。
他に魔術系の超常現象や、物理攻撃でも戦車砲や核ミサイルなどの強力なものは防げない。
細菌、ウィルス系には常時設定しており、魔術生命体の例に漏れず、免疫系が極めて脆いウルタールの必需品。
【概要】
微睡み誘う暗闇で生み出された魔術生命体。
ウルタールが生み出された意味は特になく、完全に気紛れで「現実に居るとすると、どういう性能が必要か考えたから実際に作ってみた」と言った感じ。
結社での役割は特に決まっていない、仕事を請け負って報酬を貰う雇われみたいなもん。
一時期は他結社からの依頼で微睡み誘う暗闇の情報を教える、スパイみたいな事やってたが、その結社の情報を売る仕事をして、その結社の逆鱗に触れて交戦する羽目になってからはやっていない
別に微睡み誘う暗闇に居なくてはならないというわけではないが、ウルタール的に「他に比べれば分かり易い人物が多い」ので所属している。
会話では相手が激昂する事を平然と言うのだが、狙ってるわけではなくただ空気が読めてないだけ。
その空気の読まなさは、かつて自分を生み出した魔術師達の中の一人である
バーバラ=グリマルキンを激怒させ結社から抜けさせた一因でもある。
他者に対する情は薄いが無いわけではない、良くも悪くも受けた分の恩は自分に出来るだけのやり方で返す義理堅さを持つ。
【特徴】
スラリとした体型の艶々した毛皮の黒猫。知りたがり屋で、趣味は読書。
猫が好きな物は好きでなく、猫の嫌いな物も嫌いではない。
【台詞】
自分の事は私と言う。何時でも何処でも、どんな状況でも落ち着いた喋り方。
「恥を晒して生きるぐらいなら死ぬ、か……まあ、次に何度でもやり直せると思えば人はどこまでも堕落していけるから、そういう考えで自分を戒める厳しさも必要なんだろうね。うん、死んでも良いんじゃないかな」
「この思考実験は面白いよ。フィクションで度々引用されるのも納得と言える……ああ、これ?シュレディンガーの猫って言う話さ」
「一方的に殺すのは良いが、自分が殺されるのは嫌だ。これって怒ったり馬鹿にされるような考えかな?私は生き物として至極当然の思考だと思うけど」
「君には猫缶一個分の恩がある。今その分は返したから、残りの問題は君自身の力で解決する事だね」
「別に裏切ってなどいないし、君も私が裏切ったとは思ってないよね。結社の仕事は終わったんだしその後に私がどこで何をしようが私の勝手だろう」
【SS使用条件】自由
最終更新:2016年05月26日 02:11