【名前】響木 梓馬(ひびき あずま)
【性別】女
【所属】魔術
【能力】地鎮の剣
【能力説明】
地面から引き出して作り出す石製の剣。要石をモチーフにした霊装でもある。
本来の用途の地盤の安定だが、魔術によって作り出した即席の霊装では効果もたかが知れ、
物質に触れるとその内部に沈み込み、強制的に魔術的に安定させる程度の効果しかない。
その上手順を踏まずに霊装が破壊されると安定させていた状態を乱してしまい、
人間なら魔力が、地面なら地脈が暴走してごく局所的に大量出血や地割れなどの被害を齎す。
……ちなみに、石剣を作り出す魔術には、作り出した石剣を崩壊させるコマンドもある。
要するに、地面に当てると地割れを起こし、人に当てると刺さったところから出血させる魔術。
【概要】
魔術結社『黄泉の底を紐解く知恵』の元構成員。所属結社は彼女の手で潰した。
表向きには『響木減災機構』の代表取締役を務めているが、立派な魔術師。
日本を取り巻く天災を害悪として認識しており、これを無害化・制御する為に活動している。
ただし全体的に頭がおかしい人間であり、天災の無害化・制御の為なら手段を択ばない。
その過程で魔術結社に所属したものの、方針の違いなどから結社の構成員は全員暗殺、
残った結社の資財やノウハウなどを吸収して現在の表向きの地位を獲得するに至った。
実年齢は不明だが普段の性格や雰囲気は女子大生かなりたてのOLといった感じ。
【特徴】
20代前半くらいの女性。黒髪ロングストレートで、赤い縁の眼鏡をかけている。
表舞台ではスーツ着用だが、魔術師として活動する時は巫女服を着ている。
どちらのときでも地鎮の剣を作り出す核となる、石製のネックレスをかけている。
(地鎮の剣はこのネックレスを核に塩を結晶させるようにして作り出すんだとか)
【台詞】
「初めまして。響木減災機構の代表取締役、響木梓馬よ~。
まぁなんというか? 今流行りの学生企業(チャイルドベンチャー)ってやつでね~」
「北欧はロキ、ギリシャはエンケラドス、エジプトはゲブ、インドはアナンタ…………
『地震の原因』を語る神話は多い。でも、日本には何故かなかったの。江戸になるまでね」
「だあーって。連中災害を抑えるとか言って、やってることは小物そのものなんだもの」
「術式に分かりやすい強さなんて要らない。むしろ、わたしは弱いからこそ強いの」
【SS使用条件】特になし
【EX】仮想地鎮神格・ナイノカミ
日本は世界有数の地震大国だが、江戸に至るまで地震の原因の神話的説明はなかった。
あっても『ないの神』という申し訳程度の神格化が施された程度で、
神話的に地震とは『何か凄まじい力はあるが正体不明』のものだったと響木は解釈している。
この『凄まじい力』に具体的な神格という属性を与え、制御しようという理論。
具体的には、彼女の地鎮の剣の持つ『力を強制的に安定させる』性質を利用することで
凄まじい力を特定の形の器に収め、完全に人格神の枠に入れた上で奉り制御するというもの。
当然地鎮の剣は強化したものを無数に用意して行うが、そもそも理論的に正しいかも不明で、
最悪の場合、日本全土が壊滅しかねない大震災を巻き起こすリスクすら存在する。
最終更新:2016年06月12日 14:05