【名前】九頭龍(くとうりゅう)
【性別】女
【所属】魔術
【能力】クトゥルフの呼び声
【能力説明】
クトゥルフ神話において、クトゥルフの思念によって世界中の芸術家などが多大な悪影響を起こした伝承からの魔術。
効果は他者に異常な閃き、感性の変化をもたらす。
誰も考えなかった奇妙な発想が浮かび、それを他者を顧みずに実行に移す行動力を発揮するようになる、それは魔術師でも例外では無い。
効果範囲は伝承通りに全世界ではなく、数百m程で近ければ近いほどに効果がある。
寝てる時も目覚めてる時も常時発してるものだが、伝承通りに水によって思念は伝達が阻害される。
水神として街一つも沈めるぐらいの洪水を起こせるが、クトゥルフが水によって封じられている伝承との競合が起こる上に、
『正統なる大蛇の系譜』時代の実験結果で、安定性などが足りずに破棄されたという問題もあるので、水神の力を使うと自壊作用が起こって数分も経たない内に死ぬ。
なお、水神の力を使わずとも二度に渡る身体改造の結果、現在では寿命は1年を切っている。
【概要】
魔術結社「
微睡み誘う暗闇」に所属する魔術師。
親も知らない孤児であり名前も付けられていなかった。
かつて壊滅した魔術結社『正統なる大蛇の系譜』において初期生体兵器実験に使われられており、ある意味で夜都谷兄妹にとっては先輩に当たる人物。
神威、祟りを表す荒魂を顕現させるための兵器化施術をされ、一定の結果は出た所でデータだけ取られて破棄された。
そして死にかかってた所を、微睡み誘う暗闇の魔術師に拾われて、結社内で再改造、そして今の通りになった。
結社での役割は特には決まっておらず、適当にそこら辺をほっつき歩いて、他者に特異なインスピレーションを与えている。
度重なる身体の改造の果てに精神が変質、喜怒哀楽の内、怒哀の感情が消失した代わりに喜と楽の感情が肥大化し奇形化した。
歪んだユーモアで満たされた脳髄は自分の身に起こった悲劇も鼻で笑い飛ばし、くだらないジョークのネタにできる。
【特徴】
年齢19歳(本人が自分の出生年を覚えてないので±1年ぐらいの誤差があるかもしれない)。
短身矮躯の女性で、肌も髪も目も緑色で、これまた緑の擦り切れたローブを着ている。
造形が狂っているわけでもなく異常に整っているわけでもなく、顔立ちは十人並みなのだが、見ていると何故か不安になってくる容姿である。
身体を覆う程の大量の髪は藻のように滑っている。
【台詞】
いつでもどこでものんびりした口調。
「血みどろの中でお茶会も乙なものかもね……こう何度もあると飽きてくるけどさ」
「あんた何を泣いてるの?ふんふん、今から殺される?。いやいや、それまであんた人生楽しまなきゃ!余命1年足らずの私だって人生を楽しめてるんだからさぁ」
「人から見れば悲劇的だろうけど、私は私なりに楽しく生きている。だから今死んでも悔いは無いわね」
「いやいやまさかやる事になるとは夢にも思わなかったけどさ、誰かを守る為にこの身を捨てるって、ちょっとそれ格好良すぎる死に方じゃない?」
【SS使用条件】
自由。
最終更新:2016年07月27日 05:53