【名前】ジェイル=ドント
【性別】男
【所属】魔術/
必要悪の教会
【能力】『巨人殺しの鉄槌(トールハンマー)』/『農耕神の伝承』
【能力説明】
『巨人殺しの鉄槌(トールハンマー)』
北欧神話の神トールは、雷と農耕を司る神であり、
また数多くの戦いの中で大量の巨人を打ち砕いた存在でもある。
これはトールを象徴する雷が、高所に落ちる性質を持つため、
雷神は、巨人のような巨大な物を打ち砕くものであると連想された為と考えられる。
その解釈を持って、トールの象徴的な武具である槌を起点とした魔術。
砥石によって作られた槌を振るうことによって、相手の真上から強烈な衝撃を加える魔術。
槌を振るうのはトールの一撃を意味し、高所からの攻撃は落雷と一致する。
直接的な電撃は魔術的に対処法が確立されているため、
あえてそこをすり抜けるために単純な衝撃を放つようカスタマイズされている。
魔術の攻撃方向は真上に限定されるものの、槌をどう振るうかは一切関係なく、
また対象も自由自在に選べる為、応用の効かない能力でありながら対応できる局面は多い。
トラック程度なら一度振るうことでスクラップに出来る。横の射程は100m、縦の射程も同程度。
また、トールの武具であるゆえに雷撃に対しても打ち砕く等の対処が可能。
直接打撃を行うのが基本だが、それで突破できない場合は、
建築物を崩しての質量攻撃や足場を崩しての落下を誘うなど、
その破壊力を持って周囲の地形を武器に使う。
『農耕神の伝承』
ジェイルの切り札とも呼べる魔術。
雷神と農耕神が結びつくのは、雷が落ちた後は農作物が豊富に取れるためである。
これは雷神の加護、ひいては農耕神の加護として、農民の信仰対象となった。
(実際には落雷により窒素酸化物が生まれ、肥料の働きをするためであるが)
それを利用して『巨人殺しの鉄槌』によって打ち砕いた建築物、
ひいては粉砕した地面などから自在に植物を生み出し、操作する事が出来る。
目くらましや足止め、直接の攻撃、拘束、防壁、簡易な拠点づくりや、
これ自身を『巨人殺しの鉄槌』の対象として粉砕、破片で攻撃することも出来る。
【概要】
必要悪の教会において対巨大霊装、対巨大生物を専門とする魔術師。
というよりも、その戦闘スタイルが周囲に被害を齎すものであるため、
『初めから被害が考慮されている戦闘』にしか参加させられない。
表向きは必要悪の教会で淡々と命令をこなす魔術師の一人だが、
実際には『黒小人(ドヴェルグ)』の秘術を追い求めている、とある魔術結社の一員。
数年間、その組織と連絡を取らず必要悪の教会でのパイプ作りをしていたが、
『リチャード=ブレイブ』が行動を起こしたことを切欠として、水面下で『黒小人』の秘術入手の動きを始めている。
タバコと読書をこよなく愛する人当たりのいい紳士であり、
戦場においても女性や強敵に対する敬意とマナーを忘れない。
魔法名は『opulentia255(揺るがぬ力を我が手に)』。
【特徴】
赤い髭を生やした赤いスーツを来た30歳前後の男性。
常にタバコを咥えており、火打石を欠かさない。
【台詞】
「読書はいい。時間が過ぎるのを忘れさせてくれるからね。特に私などは、暇をもらうことが多すぎて困る」
「嫌な気持ちはタバコと共に燃やしてしまうのが一番だ。心のなかに貯めておくのは宜しく無い」
「結構なお手前のようで。お互いに名乗っておくべきかと思うが、いかがかな?」
【SS使用条件】
悪役を想定。
最終更新:2011年10月25日 20:14