基本的に戦闘能力は殆どないが、襲われた際にはその能力と手持ちのアイテムで抵抗・逃走を試みる。
とはいえ正しい魔術理論に通じている訳ではないので、
できることといえばせいぜい相手やその攻撃に対して投げつけたりバラまいたりする程度。
【概要】
民俗学者(非学園都市関係者)。
フィールドワークのためよく怪しげな習俗や伝承の残る僻地を訪れ、度々魔術絡みの事件に巻き込まれる。
魔術サイドとも
科学サイドとも無関係な一研究者だが、
現地で異変が起こった際に口にした学術的考察が知らず知らず魔術的真相を言い当ててしまい、
魔術サイドの人間に殺されかけたことが一度ならずある。
そうした際に曰くつきの物品を記念品として収集する趣味があり、それを揶揄して「廃物拾い(フェティシスト)」と呼ばれている。
各地で入手したアイテムの中には何らかの霊装の一部や残骸も含まれ、
使いこなせるわけではないが、対魔術師戦において役立つこともある。
自分含め何事にも執着しない性質で、そんな自分にどこか空虚さを感じており、
旅先で記念品を拾ってきてしまうのも「何か大切なものを見つけたい」という気持ちから。
明確な目的や意志、あるいはそれを持つ人物に憧れや羨望を抱く傾向にある。
専門以外の知識も豊富で、海外の神話学・宗教学・諸言語などへの造詣も深い。
天草式に知り合いがいる(以前命を助けられた)。
【特徴】身長は150cm程度。髪はショート。
年齢は20代後半。
素材は悪くないが童顔に加えて化粧気がなく、よく中学生に間違われる。
服装は基本的に動きやすさ重視で、ジーンズにTシャツ、運動靴などがデフォ。
ペンダントやストラップなど、「記念品」を様々な形で身につけている。
【台詞】基本的に丁寧口調。一人称は私、二人称はあなた、君。
「記念品兼証拠品兼戦利品兼、おまもり――ってとこですかね。研究者としては失格ですが」
「これは東北の寒村で祀られていた仏様の白毫ですねー。あの時はお寺ごと倒壊しちゃってもー散々でした」
「こっちは聖母観音の台座から出て来たメダイですね。災いを幸いに、幸いを災いに転ずるっていう曰くつきの像だったんですが…
持ち主の人に引き取ってくれって頼まれちゃって。天草式に縁の品みたいなんで、とりあえず今度知り合いに会ったら鑑定してもらおうかと」
「経験上わかるんですよ。あなたの“術”の要――特定させて頂きました」
「『三枚の御札』…もしくは『黄泉比良坂往還』ってとこですかねぇ…はは、シャレになりませんわ」
「これは頂いていきますね。もう、何の役にも立たないでしょうし――これ以上、こんな所にない方が、きっといい」
「誰かの大切なもの、それを大切にするその理由を――理解したいんです」
「……いい、なあ――」
【SS使用条件】死ななければOK。