【名前】守矢 優華(もりや やさか)
【性別】女
【所属】魔術サイド/神道系皇室派
【能力】三位一体や四大属性など若干十字教的な要素が混じった、諏訪系の神道魔術を使う。
【能力説明】
『風神喝破(ふうじんかっぱ)』
ミシャグジをメインとして、諏訪大神の風神としての性格と洩矢神の祟り神としての性格を組み合わせることで
神道における風神の『災いを呼ぶ風』という性格を再現し、無理やり風神の力を引き出して『風によって形作られた「白蛇」』を操る術式。
白蛇はそれ単体だけでは体を爆裂させて魔術的に刃としての力を与えた空気で攻撃するしかないが、
諏訪信仰の三つの神を複雑に一体化させていることから偶発的に十字教の三位一体の理論が適応されており、
単純な威力強化の他に諏訪大神・洩矢神のそれぞれの力を際立たせることで簡単に術式の効果を変えることもできる。
『風神鉄輪(ふうじんてつりん)』
風神喝破の白蛇を洩矢神の武器であった『鉄輪(チャクラム)』に変えて攻撃に利用する術式。
洩矢神はミシャグジ信仰の頂点であり強力な祟り神でもあるので、斬りつけた部分を呪いで腐らせ土に還す力を持つ。
その為切断力は並外れているが、諏訪大神の『植物』に敗北したことから、『生きた植物』だけは切断出来ない。
風神喝破の特性の比率を洩矢神に傾けた形態であるため、洩矢神の特性である『土』の属性が強まっている。
『風神御柱(ふうじんおんちゅう)』
風神喝破の白蛇を諏訪大神の武器であった藤蔓で出来た柱に変え、攻撃に利用する術式。
藤蔓そのものは攻撃に使用されるわけではなく、あくまで超常現象をコントロールするリモコンのようなもの。
本来の攻撃は元寇の際に元軍を退けたという『神風』を起こすこと。
勿論ただの風ではなく、風神の特性も持つ為浴びたものに災い即ち『腐敗』、しかるのちの『風化』を齎す。
風神喝破の特性の比率を諏訪大神に傾けた形態であるため、諏訪大神の特性である『風』の属性が強まっている。
【概要】
諏訪大社の実質的トップである巫女。五人姉妹の長女だが、姉妹とは疎遠。
皇室派内部では会社でたとえると部長くらいの権力を持っている。三十路ギリギリの独身。
世襲制と頭脳のキレでトップになった人物であり、魔術師としての才能は中の上から上の下程度しかない。
鋭くとがった針のように神経質な雰囲気を持っており、実際の性格も結構気難しい。
しかし融通が利かないかというとそうでもなく、愚痴愚痴文句を言いながらも余程の事でない限り一応善処はしてくれる感じの人。
元々独立した勢力だった諏訪大社を皇室派側につかせた張本人。彼女はそのことについて、
『最近魔術勢力が科学に押され気味で、大きな派閥に属していないと潰されてしまいそうだから』と語っている。
このことからも分かるとおり、上に立つ者としての危機管理能力は十分にあるようで、
科学サイドの台頭は苦い思いで見ているものの、利用できるところはちゃっかり利用している。
【特徴】
髪は黒色の長髪だが、前髪を黄色と緑のヘアピンで留めている。普乳。身長一六三センチ程度。
日本人らしくない、色白で目鼻立ちのくっきりした顔立ち。目つきは鋭く、目じりは気持ちつりあがっている。
黄緑色のブラウスに同色系のスカートを履いている。ちなみに装飾物の色は、風属性の黄色と土属性の緑を象徴するという意味があったりする。
【台詞】「ちょっと」と呼びかけるのが口癖。若干高圧的な女口調。
「……ちょっと。勝手なことしないでくれるかしら。後始末が面倒じゃない」
「…………仕方ないわね。あ、ちょっと! まだ話は終わってないわよ!」
【SS使用条件】ご自由にどうぞ

『諏訪大社』
長野県諏訪地方に本拠を置く魔術結社。
トップは代々洩矢神の末裔といわれる守矢の一族が世襲しており、今代のトップは守矢優華。ただし皇室派への恭順を示す為に基本的に伊勢にいる。
元々は出雲系の流れを汲んでいるらしいが、他に皇室派・倭派などの影響も強く受けている為近代以降は殆ど独立した魔術結社だった。
しかし、今代のトップの策略により現在は皇室派に協力する外部結社の一つとして立ち位置を確立している。
諏訪大社は諏訪大神・洩矢神・ミシャグジという三位一体の信仰体系を築き上げていたり、
他にも神社周囲に四本の御柱を建て四方を定義したり、七年目ごとに祭りを行うなど『七』という数字を重要に扱っていたりと、
偶然の一致ではあるものの十字教と似かよった法則を扱っていることが特徴。その所為で他の神道系結社からの覚えはよくない。
洩矢神の末裔というのは権威を持たせる為の方便だというのが一般的な見解だが、
ごく一部では洩矢神は『特別な才能』を持った人間であり、守矢の一族はその才能を受け継いでいるとする説もある。

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最終更新:2011年11月16日 13:01