【名前】軽間積徳(かるま・つみのり)
【性別】男
【所属】暴食部隊
【能力】自己修復(セルフサーヴィス)レベル4
【能力説明】
損傷した自分の肉体を再生する能力。
原石だったころは傷の治りが早いという程度だった。
能力開発を経た現在は、単純な切り傷の類ならほぼ即時に傷口を接合でき、
欠損した肉体を復元することすら可能。
ただし複雑な体組織を一から再生するには指一本でも数時間はかかるため、
生命維持に関わる部分の再生が間に合わなければ命を落とすことになる。
「脳が演算を維持できるかどうか」が鍵で、酸素や血液量も重要。
胴体切断など致命的なダメージを負った場合でも常人よりは持ちこたえられるが、
カエル医者レベルの救助でもなければ確実に死ぬ。
痛覚がないわけではないが、完全に慣れている。
また、水分及びタンパク質、ミネラル等を消耗するため、まめな補給が欠かせない。
生命維持能力の高さ・疲労回復の速さを生かした戦い方を得意とする。
【概要】
暴食部隊のメンバー。
他者を踏みにじり、ひいては他人の命で贖われた自分の価値を損なうことに悦びを感じる自虐的サディスト、もしくは嗜虐的マゾヒスト。
かつては臓器提供が必要な難病に罹患していたが、原石であったため学園都市に引き取られ優先的に助けられる。
その後能力開発により素質を開花させていき、最終的に「麻酔なしで臓器を摘出され、それを自力で再生する」実験まで受けた。
その経験を元ネタとして「幸福の王子様(ハッピープリンス)」などと名乗っているが、ほぼ蔑称として定着している。
童話の内容とは逆に、全項目「同意しない」に丸を付けた臓器提供意思表示カードを常に持ち歩いている
(元より学園都市の能力者の肉体が臓器移植に使用されるなどありえないことは承知済み)。
ちなみに、その段階が能力進化の限界であると樹形図の設計者の見立てが出ており、研究は打ち切られた。
自分の肉体を操作する能力であるためか本人も薄々自分の限界に気づいており、納得はしている。
しかし、元々抱き続けていた「自分に他者より優先されてまで救われる価値があるのか」という疑問に「否」という結論が出てしまったこと、
そしてかけがえのないはずの臓器をも複製できるようになってしまったことで歪んでいった。
研究から放り出され、単純にヒマになってしまったことも無能力者狩りに参加するきっかけとなった。
無能力者狩りの後には必ず慈善事業などへの高額の募金を行って「釣り合いを取っている」。
狩りに参加するようになる以前は本心からの善意で能力開発の報酬から寄付を行っていたのだが、
現在は悪行の習慣に善行を結び付け貶めることで歪んだ愉悦を得る「手段」と化している。
能力の使用で大量のカロリーを消費することが多いため、よく携行食を口にしている。
ただし、必ずわざと不味そうな味を選ぶ。
基本的にはただの喧嘩殺法だが、経験・センスはなかなかのもの。
当初は体一つで戦うスタイルだったのだが、少しずつ横流しの武器などに手を出していった。
好んで使用する兵器の多くは負荷や反動の大きいもの(発条包帯やメタルイーターの亜種など)で、
そういったリスクやデメリットを能力により強引に無視する戦い方を気に入っている。
【特徴】
整ってはいるがやや垂れ目でそこそこ愛嬌のある顔立ち。
おどけているようで、どこか強張った笑みを浮かべている。
赤茶色の短髪。
体格は平均程度だがそれなりに鍛えた体つき。
赤青緑黒白ピンク…と色とりどりのリボンを模ったピンバッジで制服の上着や鞄を飾っている。
どれも何らかの社会運動などに関わる、
所謂アウェアネスリボンと呼ばれるものだが、それらが示す思想や社会問題には一片の興味もない。
【台詞】一人称は俺、二人称はお宅、てめえなど。
「はろー、こんちわ。幸福の王子様(ハッピープリンス)・軽間積徳でーす」
「人様から貰った大事な命をさー、こんな風に弱いものイジメに使ってさー。クズだね俺は。最高だね」
「俺みたいなクズに捻り潰されちゃうお宅は一体何なのよ?
どんだけ命軽いのよ?前世で何やったらここまで酷い目に遭うワケよ?」
「楽しんだらお代を払わなきゃダメっしょ?やっぱ。
ゲーセンでコイン入れる感覚っつーの?…順番は逆だけど」
「俺がこいつら嬲り殺す度に、どっかで誰かが救われてんのよ?俺がたまたま、気まぐれでそんなルールを作ったおかげで。
なんかそれって、アホみたいで、くだらなくて、ムカついて――楽しくねぇ?」
「よえーもんが集まってさー、能力者に対抗するために作った兵器ですー、っつったって。
ほら、俺が使えば最強じゃん?」
【SS使用条件】ご自由に。
改心するもよし、クズのまま死ぬもよし。
最終更新:2011年12月01日 02:13