【名前】箕田 美繰(みだ よくり)
【性別】女
【所属】魔術/
イルミナティ
【能力】『黄泉軍(ヨモツイクサ)』『黄泉醜女(ヨモツシコメ)』『八雷神』
【能力説明】
『黄泉軍(ヨモツイクサ)』
イザナミが自らの醜い姿を見てしまい、逃げ去った時、
その追手として差し向けた黄泉の国の軍勢、その逸話を基板とした魔術。
いわゆる『見るなのタブー』を利用した術式。
術の発動中は術者の全身に文様が浮かび上がり、
それを捉えることで、例え術者が認識していなくとも自動的に魔術が発動する。
その効果は、『決して滅ぶことのない戦士』を生み出し『追跡させる』というもの。
(術式の核=文様がある限り消えない。『イノケンティウス』のようなもの。
戦士そのものは死霊で構成された霊的存在であり、術式により再生する)
術者を倒すか、或いは逸話に基づき『桃』を用いるか、死霊そのものを滅する術式を使用するしかない。
ただし能力の特性上術者を視界に収める以上際限なく湧き出てくる為、
この軍を破り術者を倒すのは至難の業である。
一匹一匹が一流の戦士としての身体能力、技巧を有する。
『黄泉醜女(ヨモツシコメ)』
『黄泉軍(ヨモツイクサ)』を指揮していたと言われる鬼の女。
自動発動する『黄泉軍』とは違い、術者の意思によって編まれるもの。
死霊と土を混ぜ合わせることで生み出される、一種のゴーレムに近い存在。
3m近い巨体を持つが、見た目にそぐわず俊敏であり、10mを一歩で飛び抜く。
常に飢えており、その攻撃は基本的に噛み付きで行われ、
『食べること』に関しては術者の制御を飛び越えてしまう事もある。
『八雷神』
イザナミが黄泉の国においてまとっていたと言われる八つの雷神の具現化。
蛇の形をした雷であり、術者の意思によって自由自在に動き、攻撃する。
またそれぞれが雷の持つとされる象徴的効果を有し、雷の範疇に収まらない効果を生み出すことも可能。
『黄泉軍』『黄泉醜女』を行使するために使う魔力を全てこちらに回すことで発動する、切り札とも呼べる術。
【概要】
元
神道系皇室派の魔術師にして、現イルミナティの幹部。
皇室派の中でも、特に『忌』とされて来た魔術師であり、それは彼女が扱う魔術の異質さにある。
その殆どが自らの魔力のみならず、他者の霊魂を使用して発動するものであり、
故に一級の戦力を持つとされ、戦力として重宝されながら、『味方殺し』『魂食らい』との侮蔑も受けていた。
また、イザナミが死後、『火傷で死んだ醜い姿を晒した』ことを核としているため、
彼女自身も体に自ら大きな火傷の跡を残しており、心ない人間からそれについての蔑みを受けたこともある。
それでも尚、全ては皇室の為、ひいては日本の、護国のためであるとの思いから献身的な活動を行なっていたが、
『学園都市』の台頭と、それによる国内の戦力バランス、権力の推移等により、
『日本を守る』のが『自分達』ではなく『学園都市』になった時、彼女の中で抑えようのない感情が生まれた。
自らの努力が全くの無意味であると理解した時、彼女は皇室派を抜け、イルミナティへと鞍替えをする。
その強欲、望みは、『日本の守護』。
『学園都市』でも、日本の魔術組織でも防ぐことの出来ないような『災害』を自らの手で生み出し、
そしてそれを自らの手で仕留めるという、決定的に矛盾した欲求を満たすために行動している。
心優しい母親のような、柔らかい笑みが似合う女性。
仲間意識という物が極端に薄いイルミナティに置いて、殆ど例外的に救護や援護等を快く引き受ける存在。
イルミナティには神道系に精通した術者が少ないので、その方面において知識を授ける事もある。料理が得意。
【特徴】
長い黒髪のストレート。右目から右頬にかけて火傷の痕があり、普段は布の眼帯によって覆っている。
普段は全身を包むゆったりとした服装をしているが、服の上からでも分かるほど胸が大きい。
戦闘時は眼帯も外され、胸と腰だけを薄い布で覆ったようになり、全身に散らばる火傷痕と、術式を見せつける姿になる。
【台詞】
「私に出来ることがありましたら、何でもおっしゃってくださいね? あまり大したことはできませんけれど・・・」
「私の体の傷跡は、私が生きてきた証。でもあの『都市』はそれを全て奪ってしまった・・・。
だから私は私の手でそれを取り戻すんです。そう、誰にも倒せない害悪を、この私の手で滅ぼすことで――私はあの国の『守護者』になる」
【SS使用条件】
ご自由に。
最終更新:2011年12月06日 14:26