【名前】スクゥルダ
【性別】女
【所属】
魔術サイド
【能力】北欧神話の伝承に存在するハーフエルフ『スクルド』に纏わる能力を持つ。
【能力説明】
北欧神話で『スクルド』というと、運命の女神でありワルキューレでもある『スクルド』を想像しがちだが、こちらは同名の別人。
スクゥルダは伝承に存在するハーフエルフ『スクルド』を基にして作られた魔術生命体であり、
その特性上『スクルド』の用いていた『死人を自分の兵として扱う魔術』を、特別な予備動作なしに使用することが出来る。
『死兵術式』
スクゥルダの身体的特徴を利用した術式。
流石にいちいち死人を用意するのは面倒な為、此処では『死んだ者はやがて土に還る』という解釈を用いて、
十字教のゴーレム作成の理論とワルキューレの九人祝い(ナインサポート)を部分的に使用した土人形使役の魔術となっている。
しかし、元が土とはいえ使役している土人形は『動く底なし沼』のような性質を持っており、
あらゆる衝撃を吸収し、触れたものの生命力を奪いスクゥルダに流す機構を持つ。
生命力の奪取はかなりすばやく行われるが、スクゥルダ自身が持てる生命力の上限がそこまで高くないため、全力で奪われても精精一週間意識が戻らない程度。
『スクルド』オリジナルの術式には『ある程度使用すると、一定時間使用できなくなる』という弱点があったが、
これは『ゴーレム』という形式を用いていることに加えて追加でワルキューレの九人祝い(ナインサポート)の解釈を用いることでカバーしている。
同時に使役できる死兵の数は全部で九体まで。
術式の核は彼女なので射程距離は彼女を中心に常に二〇メートル前後だが、一度活動を停止した死兵は土に戻って二度と動かせなくなる。
【概要】
とある老魔術師によって生み出された魔術生命体。
伝承から推測・解析したアルファルの属性を強調した卵子と、老魔術師の精子を用いて生み出されたハーフアルファル。
老魔術師は既に死去しており、現在は生き残る為の術を求めてヨーロッパをさまよっている状態。
落ちぶれた老魔術師が再起を狙って『いくらでも兵士を量産できる司令塔の量産タイプ』として売り出す為に生み出された個体であり、
性格は無感情、冷静、人を殺すことに一切躊躇しない性格に調整されている。
魔術生命体である関係か、生命力を自分の力で生成することができず、何もしないでいると数週間で死に至る。
老魔術師が存命していた頃は調整によって生きながらえることが出来たが、老魔術師が死んでからはどうしようもできず、
その中で『何をしても避けられない死』という事象に対しどうしようもない恐怖を覚えるようになり、感情らしきものが芽生え始める。
そのため現在は『死兵術式』によって通り魔的にヨーロッパ中の人たちから適当に生命力を奪い取って、自分の命の糧にしている。
【特徴】
身長一六二センチ、貧乳。
闇から直接抜き取ったような黒髪のロングストレート。肌の色は病的なまでに白い。
服装は黒のワンピースに、黒のブーツ。白と黒があまりにはっきりと分かれていて一瞬目がちかちかするほど。
頭の上にちょこんと小さな白い軍帽を被っており、それだけが全体の中で不自然なまでに浮いている。
【台詞】
『結論』を言葉の最初につけるのが口癖。用件は端的にまとめて話す。
「結論。今此処でお前を叩きのめすのが最も効率的」
「結論。私は死にたくない。終わりたくない。だから生き延びる。何を犠牲にしてでも」
【SS使用条件】どうぞご自由に~