【名前】マーリャ=モレイヴナ
【性別】女
【所属】魔術/
殲滅白書(Annihilatus)所属
【能力】スラヴ民話の悪人、『カスチェイ』となる魔術を使う。
【能力説明】
スラヴ民話に登場する『不死身のカスチェイ』の伝承を基にした術式。
カスチェイは不死身だが、大洋のどこかの島にある卵の中に埋め込まれた針の先にある魂を壊せば殺すことが出来、
またその魂の入った卵がゆれるとカスチェイも同じように揺れる、というカスチェイのルールを曲解し、
卵を自身の身体に埋め込むことで自身にカスチェイの特徴を植え込み、自由にカスチェイとなることができる。
ただし、常時不死身と言うわけではなく『身体を揺らす』という動作を行わないと、カスチェイとなることはできない。
振動自体は霊装の効果で魔術的に精密制御されている為、身体を揺らせば彼女の望んだ部分がカスチェイとなるが、
一度にカスチェイとなれる部分は全身の60パーセント弱が限界となっている。
カスチェイとなっている部分は勿論、傷を負った部分もカスチェイ化したあとは自動修復・完治するというチート性能だが、
彼女の体のどこかにある『卵の霊装』が破壊されると、彼女自身も問答無用で死亡する。
ちなみにカスチェイは骸骨のような姿をした醜い老人。部分的かつ一時的とはいえ、妙齢の女性が骸骨じみた老人と化すのは一種のホラーである。
【概要】
若干二〇歳くらいの女性。
ロシア成教のエリート部隊『殲滅白書(Annihilatus)』の魔術師。第三次世界大戦中、ベツレヘムの星にて作業をしていた魔術師の一人。
スラヴ民話の中でも有名な悪党の伝承を使っていることからも分かるとおり、想像を絶するほどの捻くれ者。
ただし、自らを邪悪の権化と自称してしまうちょっとアイタタなところがあるものの、性根自体は結構誠実だったりする。
常に邪悪っぽいことや、可愛くないことを口走っているがそれは全て彼女の思考の裏返しであり、そう考えると相当素直な子だったりする。
元々は『卵の霊装』を揺らすことでカスチェイの幻影を使役する術式だったのだが、とある事件の際に心臓を負傷、
『卵の霊装』を即席の生命力生成装置として代用することで一命を取り留めた。
最初は自分の姿が醜悪な老人に変わることに嫌悪感を抱いていたが、持ち前のアイタタな一面により『これはこれでかっこいいかも』と思い始めている。
魔法名は『virus945(毒により毒を駆逐する)』。
【特徴】
金髪碧眼。ツリ上がった目をしていて、腰くらいまである金髪はツインテールになっている。
黒くて扇情的なデザインの修道服(修道服と悪の女幹部のボンデージを3:7くらいの割合で混ぜた衣装)を着ている。
が、彼女の容姿は高く見積もっても精精一六歳くらいであり、しかもお世辞にも扇情的とは言えないので何かちょっと残念。
そんな彼女が頑張って背伸びしている姿は上司のワシリーサ的には結構ツボらしく、担当する職務の関係であまり接点はないが、会うたびにちょっかいをかけられているとか。
【台詞】戦闘時以外は、思っていることと反対のことを言う。高飛車で相手を嘲る感じの女口調。顔がカスチェイ化すると片言になる。
「はっ、冗談じゃないわ。誰がアンタなんかと組みたいっていうのよ。足手まといよ足手まとい、とっとと消えうせなさい」
(やったやった! ○○と一緒なら百人力よ、百人力! 今回は楽な任務になりそうね~♪ うふふふ、楽しみぃ!)
「フン。半端者の小悪党が、私に……真の大悪党『カスチェイ』に楯突いておいて、無事に帰れるなんて思っテるンじゃナイワヨ……!!
【SS使用条件】とくにありませんの!