【名前】レイ=ムーンチャイルド
【性別】女(人造人間だけど、身体は女として作られている)
【所属】魔術/
イルミナティ
【能力】人造人間《ホムンクルス》、パラケルススのフラスコ
【能力説明】
能力と言うよりは、彼女自身を指す言葉である。
文字通り、人工的に創られた人間であり、神への挑戦・十字教の禁忌とされながらも多くの錬金術師が研究し、挫折していった。
オカルトである錬金術がアンチオカルトである科学の発展に貢献してしまった経緯もあり、人造人間のような禁忌が錬金術には多い。
成功者はルネサンス期の錬金術師パラケルススのみだとされており、彼以降に人造人間の製造に成功した人物はいないとされている。
彼の著作であり、禁書目録に含まれる魔導書でもある De Natura Rerum (『ものの本性について』)に製造方法が記されており、
その文章の本質を見抜き、暗号化された本当の製造方法で作れば人間の身体を作り上げることは出来る。
しかし、その過程には複雑な蛋白質の構造を理解する必要があり、科学的な知識も要求されるため、その時点で多くの魔術師が挫折し、仮にパスして人間の身体を作れたとしても意志を持たない植物人間のような存在で行き詰ってしまう。
レイもそのうちの一つであり、ゴーレムの術式を用いて使役する予定だったが、亡命先の日本の付喪神の術式に興味を持ち、彼女にそれを用いたことで疑似的ではあるものの意志を持ち、自立行動が出来るようになっている。
しかし、パラケルススや魔術師時代のアレイスターが定義していた人造人間の定義からは外れており、レイも人造人間としては失敗作である。
その要因はローズ曰く「自然に生まれた人間の人格とコンピュータで限りなく本物に近く創られた人格プログラムの差」らしい。
「パラケルススが作り出した人造人間はフラスコの外に出ると死ぬ」という伝承から、
「外に出ると死ぬ」という部分を逆算し、「中にいる限りは命の保証がある」と解釈した防護術式。
人造人間を守るためだけに作られた術式であり、人間に適用させる事は出来ない。
見えない魔力の膜を自分の周囲に展開し、身体や生命を脅かす攻撃が探知されると瞬時に防護体制に入る。
探知する外膜と防御用の内膜の二重膜となっている。
外膜は魔力で構成された見えない膜であり、例え音速の数倍の速度で攻撃する術式であっても探知する事が出来る。
内膜も普段は同じだが、外膜が攻撃を探知すると瞬時に内膜がフラスコ状の防弾ガラスを形成して中身を守る。
防弾ガラスの強度は厚さにもよるが、物理的な防御力は超電磁砲をギリギリ防げる程度。
それとは別に魔術的な防護策も練られており、高い防御力を誇る。
しかし、あくまでもガラスのため、ガラスの弱点を突いた攻撃をされると滅法弱い。
また、有色のガラスを用いることで神や天使が描かれた教会のステンドグラスを作り上げる。
そうすることでフラスコの役割を教会に対応させ、「神聖な場を汚す者への天罰」という名目で攻撃術式を展開することができる。
「天罰」などと称しているが、それはあくまで防御術式から攻撃術式を展開させるための名目であり、本物の天罰ではない。
また、展開される攻撃術式もガラスを槍状にして射出するという地味なものである。
【概要】
イルミナティの錬金術師ローズ=ムーンチャイルドによって製造された人造人間《ホムンクルス》。
製造過程で多量ののゼリオンを使用したため、成長、老化の速度がかなり遅く、ローズ曰く「放置しても200年ぐらい生きると思う」。
また、身体能力もそこそこ高く、大人の男2人ぐらいなら一人で倒せる。
要するに後数十年ぐらいはずっとロリータである。
日本の付喪神の魔術を応用し、疑似的な魂を与えられているため、独立した意志を持ち、自立行動が出来る。
身体も思考もほぼ人間であり、彼女自身も自分が人造人間という創られた存在であるという自覚を持ちつつも、
自分はレイ=ムーンチャイルドという個の存在であるというアイデンティティーも確立している。
身体に刻まれた記号が消えない限り、普通の人間として生きることが出来る。そのルーンにも魔術的保護がされているため、身体ごと消滅しないと消えない。
ローズにはかなりの毒舌であり、彼女を「クソババァ」と呼びながらも慕って入る。
また、どこで覚えたのか非常に口が悪く、人に嫌なあだ名を付けて勝手に読んでいる。
例:ミランダ→「体脂肪」(F~Gカップだから)、ルシアン→「焼き鳥」、ヴィルジール→「デメキン」(ギョロ目だから)などなど・・・
性格はクールで毒舌だが、喜怒哀楽はちゃんと表現出来る。また、幼い少女としての面も見せており、魔法少女に憧れている。
しかし、彼女の場合は身体に流れるテレズマの事情で自分で魔術が使えないため、いじけている。
昔からコスプレ好きであり、ゲテモノメイド服シリーズを躊躇いなく着用する天使である。
【特徴】
幼い頃のローズと良く似た容姿の美少女(10歳ぐらい)だが、髪はブロンドで目はグリーンと細部で幼い頃のローズとは相違点がある。
将来に希望が持てないぐらい残念な貧乳であり、巨乳の女が大嫌い。
コスプレ好きであり、着ている服は普通のものからコスプレまで何でもアリ。けどTPOはちゃんと弁える。
【台詞】
ローズとは違って、男っぽい口調で毒舌。人を絶対に名前で呼ばず、無理にでもあだ名で呼ぶ。
「おや?焼き鳥ではないか。まさか、私のあだ名通りに本当に焼き鳥になってくるとはな。さぞ、酒のつまみになるだろう。」
「いい加減に若造りは止めろよ。クソババァ。見苦しいにも程がある。ババァにはババァの美容があるだろ?」
「胸など必要ない。そんなもの、贅肉が腹にあるか胸にあるかだけの違いではないか。この無駄乳。」
【SS使用条件】
死ななければOK
最終更新:2012年01月08日 23:31