【名前】フリオ・フェルナンド
【性別】男
【所属】魔術
【能力】マヤ神話を元にした魔術を使用する。
【能力説明】
《バカブの四針》
バカブ(Bacabs)は、マヤ神話において世界四方の天空を支える四柱のマヤ神の総称。
方角・色がそれぞれの神に与えられていて、北・白(ムラク)、東・黄(カン)、
南・赤(カウアク)、西・黒(イシュ)である。
掌より少し大きいサイズの羅針盤形の霊装で、ベルトで腕時計の様に身につける事ができる。
黄・黒・赤・白に塗られた十字型の針が東西南北それぞれを指している。
十字の針を回転させ、決められた方位と対応する色をわざと崩すことにより、
対象の方向感覚・平衡感覚を狂わせる。
「相手の攻撃を明後日の方向に向ける」「逃走の方向を誤認させる」などの使い方が主体。
軽度では東西南北が分からなくなり、たまにふらつく程度だが、重度ではまっすぐ歩くことすら難しい。
魔術の使用中は常に針が回転し、魔力を込める程回転速度は上昇する。

《フラカンの吐息》
フラカン(Huracan)はマヤ神話に登場する風、嵐、火などを司る創造神。
トウモロコシから創造した人間たちが、神と同じような能力(遠くまで見通せる眼)を持っていたので、
フラカンはこれを好まず、人間の眼に息を吹きかけた。
すると人間の眼が曇り、地上の一部しか見えなくなった。
この伝承を元に、乾燥させたトウモロコシの粒や粉末を投げることで風を発生させる。
大量のトウモロコシを使う程に威力・範囲は増す。
予め設置しておいたトウモロコシを媒介として罠を張ることも可能。
また『息を吹きかけた人間の眼を曇らせた』事から、
風に当たった者の視力を一時的に低下させる作用がある
5,6回も直撃すれば、ほとんど盲目に近い状態にまで視力は低下する。

【概要】
フリーの魔術師。
主に物資輸送・盗難・誘拐などの仕事を請け負っている。
南アメリカ付近にある辺境の小さな村に生まれるが、ある時村を傭兵集団に襲われる。
(ロシア編に出たプライベーティアの様なもの)
彼自身は武装集団に早々に降伏し、彼らに媚びへつらうことで何とか生き延びたが、
彼以外の村人は最後まで抵抗した為に皆殺しにされた。
その時、「どうして最後まで無駄な抵抗を続けたのか」
「諦め服従することで生き延びようとしなかったのか」と強く思う様になり、
『強者への抵抗や無駄な努力を諦め、余計な苦しみや悲しみを味わうことの無い世界』を望むようになる。
攻撃魔術は不得手だが、逃走・撹乱の魔術に長ける。
戦闘では撹乱の魔術を用い、相手の攻撃を利用した同志討ち・自滅の戦法を取る。
しかしながら得意とする魔術の性質上、相手から逃げることを第一に考える。

「強大な力を手に入れる」「世界征服を目指す」などの典型的な悪役魔術結社に雇われる事が多く、
本人も自嘲を込めて、自身を『悪の手先』と称する事がある。
性格はマイペースで気紛れ。長い物には巻かれるタイプ。
良く言えば引き際を理解している。悪く言えば信用できない。
「諦めない」という言葉をひどく嫌い、そういう言葉を多用する熱血漢には厳しく接する。
魔法名は『devoveo502(その嘆きを以て摂理と成す)』
【特徴】
くたびれた皺だらけのスーツを着た、20代前半の青年。男にしては背が低め。
長い銀発を大雑把に三つ編みに結っている。
【台詞】
サラリーマンを彷彿とさせる丁寧な喋り方。『正直、~』が口癖。
「僕を追いかけたいならどうぞご自由に。正直、できるもんならの話なんですけど」
「正直、鬼ごっこはそろそろ終わりにしたいんですよね……」
「諦めろ!抗うな!いい加減、これが運命だと認めろ!
 この苦しみは試練だとか、諦めなければ救われるとか、そんなご都合主義はあるワケがない!
 クソッタレな夢物語なんざ諦めて、さっさと楽になったらどうだ!!!」
【SS使用条件】
死亡以外ならいくらでもフルボッコにしてください。

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最終更新:2012年01月02日 23:44