【名前】モリス=スウェイン。
【性別】男。
【所属】魔術/必要悪の教会

【能力】「斬首刑」
    刑罰としての斬首が、世界中で普遍的に行われていた伝承を術式にし。
    イギリスで処刑人が処刑に使っていた斧を用いて発動する。
    どれだけ適当に振るったとしても、恐るべき精度と速度で斧刃が敵の首に向かう。
    刑罰としての特性も基に、相手が殺人罪など何らかの罪を犯していた場合は、斧の速度が更に速く精妙かつ強烈無比な一撃になる。
    また中世ヨーロッパでは斬首は貴族だけに許される特権であり。
    それを広義的に解釈する事で、貴族=選ばれた人=常人とは違う存在、聖人や魔術生命体、超能力者などには更に効果が倍増する。
    欠点として一撃で仕留めない事は処刑人の恥であり、斬首のお粗末さに怒り狂った民衆に殺された事例もあるとされるので、敵に防がれる度に威力、速度、精密さが下がっていく。

    「磔刑」
    有名な刑罰の磔刑、【神の子】もこれで殺された伝承を術式にし、首飾りの十字架を地面に突き立てて発動する。
    その直線状数十m先に居る敵の両手首と両足首が不自然に浮かび上がり、かの有名な【神の子】の磔られた姿で空中に固定される。
    その困難な姿勢では呼吸もし辛く48時間程で死に至る。
    死ぬまでに時間がかかりすぎる事が欠点で、その間に十字架が崩されると無効化される。
    また突き立てられた十字架の直線状に居て、十字架に背を向けている事も発動に必要な条件なので、軸を外して移動したり、体を反転させれば容易に無効化できる。

    「火刑」
    魔女や異端者に科せられた火刑。一握りするだけの量の枯木を用いる。
    薪が足りず、火で焼かれ死ぬ前に煙で窒息死した方が多いとの伝承を使っており。
    薄っすらと出た煙だけでも、少し吸い込めば激しく咳き込み、瞬時に一酸化炭素中毒に陥る。
    火刑では魔女=魔術を使う者だけが死んだと解釈する事で、魔術師以外の人間には少々煙たいだけ。
    魔術師全般に効果が出るが自分も例外では無いので、風向きを考えて使わないと、流れた煙でまず最初に自分が死ぬことになる。

【概要】殺人快楽症で人として破綻していると本人も思っており、事実でもある。
    ただ、無分別に人を殺したとしても直ぐにお縄にかかり、法の裁きをくらう事になるのを理解する最低限の常識。
    家族、友達、仲間には手をかけたくない歪んだ倫理観。
    周りに迷惑をかけ、人々を苦しめる敵を殺したいと言う狂った正義感の三つを持っていて。
    だから、人を殺しても文句を言われない大義名分と、気兼ねなく殺せる獲物を求めて、ネセサリウスに所属している。
    他者から非難される事無く、心置きなく殺せるだけの悪辣さを持った魔術師が増えてくれる事を祈っている。
    最近の角が取れかけているネセサリウスには少し不満を持っており。
    討伐対象の魔術師にも情けをかける穏健な魔術師と協力するのが苦手だが、任務中に変にゴネたりしないので問題にはなっていない。
    悪人ぶっ殺すのが大好きな同好の士とも言うべき魔術師とだけ組ませてもらえないかなぁ、と思っている。
    自分の病気(殺人快楽症)はバレると面倒な事になるだけなので隠しているが、一部の勘の良い人間には、とっくの昔に気付かれている。

    魔法名は「我が力を用い不遜なる敵を打ち砕く(homicidium148)」。

    好みの物語は聖女マルタの逸話。
    人を喰らい憎まれている悪竜が、無力化されて石で打ち殺される部分が大好き。
    日本の桃太郎の話も好み、主人公が鬼を虐殺する部分が特に。
    好きな映画はコマンドーやランボー。ゴア表現が過剰なFPS系のゲームも大好き(ただし腕前はド下手と言って良い)
【特徴】21歳。178cm。71kg。
    良く言えば穏やか、悪く言えば何も考えて無さそうにボーっとしている金髪碧眼の男。
    口の悪い者からは死んだ魚のような目と言われているが、殺人をする時だけは人が変わったような笑みを浮かべ目を輝やかせる。
    口論は苦手であり、自分から折れる事が多い。ただし敵とは話し合う気は無く、何を言われても無視する。
    上下はスーツだが靴はスニーカー。
【台詞】一人称は私、二人称は貴方。どんな時でも声を荒げたりしない。
    「はい、私がモリス=スウェインです。共に頑張って任務を達成しましょう」
    「よしよしよし。そのまま動くなよ……」
    「……ちょっとこれ見てください。何か腕が曲がっちゃいけない方向に曲がってませんか?……ええ、凄い痛いです……気付かなきゃ良かった」
    「殺すなと言われても、その、ねぇ?件の魔術師は投降する気も無いようですし、これは殺すしか無いと思いますが?」
    「10数える間に降参するか死ぬか選んでください。109876543210ッ!降伏の意思無しですね早く殺しましょう」
    「そこまで言うんなら仕方ありません分かりました……ふぅ、早くネセサリウスに戻って別の獲物を探さなきゃ」
    「どうしようもない敵にも救いを与える、あの人は私と違って本当に立派な方なんですけどね。この抑えられない衝動をどうしてくれるのかって言う……寸止めされて辛いですよ」
    「えーっと、次の討伐対象は、っと。次にコンビを組まされるなら、今度は私を邪魔しない人をお願いしたいですねぇ」
【SS使用条件】殺すな!と言われたら殺すのを止める。世間体を気にする物分りの良いキチガイ。
       味方として便利な道具扱いしても、敵としてラリった面を強調させても、どんな扱い方でもSSの好きなようにどうぞ。

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最終更新:2012年02月14日 20:17