【名前】カール・ブルクハルト
【性別】男性
【所属】魔術/必要悪の教会
【能力】「解放の矢(ウィリアム・テル)」「身隠れの森(シャーウッド)」
【能力説明】
「解放の矢」は、端的に言えば、「自分の放った矢」がどんな相手にも必ず命中するという魔術。
発動には条件があり、
①相手の目前で自身の放った射撃を、自身の明言した的に当てる。
この際の射撃は魔術発動の儀式としてのものであり、当てるということが重要である。
そのため、放つものは魔術的な物品でも、たんなるパチンコ玉でも良い。
②その後、相手から逃げおおせる。
具体的には24時間逃げきるか、途中で相手が諦めるかすれば良い。
「逃げ切る」と認められる条件は、相手に拘束されず、相手の攻撃によるダメージを受けなかったらクリアー。
「諦める」と認められる条件は一度でも「完全に諦めたら」クリアー。
ここで重要なのは「カールは条件クリアについてはわからない」ということである。
後述するが、「身隠れの森」の中でわかることはあくまで目視できることであり、森全てを同時に見通すことができるともいうことができる。
よって、カールがもし「相手が諦めた」と確信できれば、術式を起動することができる。
逆説、術式を起動したつもりでも矢とかが転移しない場合、相手は諦めていない、ということである。
上2つの条件を突破することで、次に「自分の放った矢」が、絶対に相手に命中する、という魔術である。
絶対に相手に命中するとはどういうことかというと、適当に射出しただけで対象と同座標に出現するというもの。
これは原理としては「空間移動」に近く、「矢」は11次元座標を移動している。
ただ「空間移動」とは違い、魔術的なものであるため儀式(①・②)が成功すれば演算を必要とせず、また射程も理論上は
ほぼ無限大といっても良い。
また、「自分の放った矢」であると認識さえ出来れば、それが矢でなくとも問題はない。極論ミサイルや人間をも「矢」と見立てられる。

捕捉:①について
この術式はあくまで「標的」の目前で①の「当てるもの」と「当てる対象」を何らかの手段で伝える必要がある。
伝える際には明確なセリフは必要ない。
ここで、「標的」と「当てる対象」は必ずしも同じではない、ということが重要。
ウィリアム・テルの逸話的には
「標的」…ヘルマン・ゲスラー(テルに殺された人)
「当てるもの」…クロスボウの矢
「当てる対象」…息子の頭の上のリンゴ
「ゲスラー」の目の前で「クロスボウの矢」を「息子の頭の上のリンゴ」に当てることを相手が知る、知っているということが必要であるということである。

「身隠れの森」は「解放の矢」を効率的に使う為に編み出した術式である。
ロビン・フッドの伝承に出てくる「シャーウッドの森」をモデルとした術式であり、呪歌を歌うことで発動する。
歌劇「Robin Hood」を魔力を込めて歌うことで、それを呪歌として使用する。
全部一人でアカペラで歌うため、傍から見ると結構変である。
呪歌の一章を歌いきるごとに1時間展開することができる。途中で歌を間違える、妨害されると術式が解除される。
起動すると大きなイチイを中心とした魔力で編まれた木々による深い森ができる。
森の範囲は最大で400ha程で、それ以下なら調整は効く。形状は自由。
森の木一本一本に暗示が仕込まれており、暗示にかかると「探索する」という行為が行えなくなる。
探索しようとする考えが浮かばなくなり、他者に示唆されてもそれがどういうこと、どういう意味なのかが理解できなくなる。
また術者は森の中で起こったすべての事柄について知ることができる。
【概要】
必要悪の教会所属の魔術師。魔法名は「矢は刃に優る(sagitta545)」。年齢は41歳。敵対者を殺す殺し屋として活動している。
あまり教会の神を熱心に信仰しているというわけでもないが、それでも一応は信仰している。
普通の狙撃能力も高く、スナイパーライフルのようなものを持たせれば有効射程内なら百発百中といっても良い。
魔術師でありながら効率主義者で、かつ極めて臆病な性格をしている。
狙う相手によって手を変え品を変えな狙撃をする。
(例)
魔術防御を持つ相手に対しては単なる物理兵器のグレネードや小型ミサイルを「矢」とする。
相手が油断するように大道芸人のふりをして儀式①を済ます(ナイフ曲投げのように芸に見せかける)。

音楽好きであり、特にカラオケ好きである。術式の関係かとてつもなく歌が上手く、男性パートなら大体の声は出せる。
【特徴】
彫りが深い顔をしており、少々長めの顎髭をたくわえている。金髪角刈り。
常に何か深く悩んでいるような表情をしている。
長身(195cm)でボディビルダー並に筋骨隆々で、それに見合った筋力をもつ。身体能力としては、常人では最高級である。
普段はダークスーツを着ている。
基本的にあまり喋らないが、必要なときにはちゃんと喋る。
【台詞】
一人称は「私」で二人称は「お前」。
読点を多用した喋り方をする。
文章的には最後以外はこまめに読点を入れ、句点を入れない喋り方。
「…、いいだろう、その依頼、私が、承った。」
「私を、恨むな、憎むな、私は、とても、臆病なのだ、とても、な。」
「カラオケ、それは、人類の、至宝であると、私は思う、魔術、なんぞより、とても、とても、とても、素晴らしい。」
【SS使用条件】
特になし

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最終更新:2012年03月21日 08:38