【名称】ニコライ=エンデ
【サイド】魔術
【能力】ルーン、「ミストルティン」
【設定】
盲目の神ヘズが使ったとされる槍、ミストルティンを模した魔術。

ミストルティンは、誰にも傷付けられる事がないように約束された神、
バルドルを貫き殺した槍であり、それゆえに「傷つかぬ物を貫く」という意味を持つ。
ミストルティンはヤドリギの木から作られており、ヤドリギは生命力の象徴。
多くのケルト系魔術師が杖として用いていた事でも有名である。

ミストルティンはニコライが持つヤドリギの杖をルーンを刻み地面に突き立てる事で生まれる。
全長2m程の、捻れた木の槍で、先端は鋭く尖っているが、貫通力の強化等はされていない。
「傷つかぬ物を貫く」意味をもつゆえに、相手の防壁や肉体的強度が強ければ強いほど、逆にそれを「貫く」。
強化を一切していないのもその為。
貫通力を上げてしまえば、貫ける物が逆に減ってしまうからだ。
弱点は、まさに「貫ける物」。
生身の肉体や、紙一枚でも貫けない。

また、ミストルティンの持つヤドリギ=寄生木の性質を解放し、
相手に絡みつかせる事で、相手の養分(=生命力)を魔力に変換、吸収する事が可能。
これらの変換、吸収は、ミストルティンに刻まれたルーンによって制御される為、
ルーンを削る、書き換える等する事で阻害することが可能。
対象の魔力生成を永続的に阻害し、また次なるミストルティンを生み出す為の糧にも出来る。
大量に寄生させれば、急速な生命力・魔力の枯渇を引き起こし、戦闘不能に追い込む事も可能。
また、専用の魔法陣を地面に刻んだ上でミストルティンを突き立てることにより、吸収対象を地脈・龍脈に変換。
地脈・竜脈を界力に変換して汲み上げ、自らに注ぎ込む事が出来る。
膨大なエネルギーを扱えるが、エネルギーの精密なコントロールを失う両刃の剣であり、
長時間の運用は自滅を招く。ニコライの『切り札』と言える魔術である。
【特徴】金髪碧眼。ただし、普段は目隠しで視界を覆っている。これは自身とヘズを重ねる為。
鍛えられた肉体をしているが、人間の域を出ない。
【概要】イルミナティ幹部の一人。
魔法名は『Finem124(悲しみを終わらせる者)』。
過去に愛する妻を交通事故で失っており、
それゆえに他者によって命を奪われる事のない『完全な生命』の研究に取り付かれる。
そのコンセプトは『生命の共有』。
他人と生命力を共有する事で、例え死ぬような事になっても、他人から生命力を分け与えて貰う事で生きながらえる、という物。
全人類で共有を果たす事が目的であった。

「ミストルティン」は、寄生木=ヤドリギの研究によって編み出された物。
攻撃魔術に長けなかったニコライは、攻撃力が無くとも相手を貫く魔術を編み出したのだ。

今は完全に目的が歪み、弱者の生命を奪い、搾取し、生きながらえる事になっている。
【台詞】
「『ミストルティン』──さあ、全力で『防いでみろ』」
「私の妻は事故で死んだ!なんの覚悟も無く!なんの言葉も無く!
このような理不尽を捨て置けるか!
人は死を乗り越えなくてはならない……そのためには全ての命を共有するべきなのだ!」

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最終更新:2013年06月16日 02:04