【名称】メイラ・ゴールドラッシュ
【サイド】魔術
【能力】「金銭魔術(Monegic)」
【設定】
金を払うというのは、恐らく世界で一番行われている契約である。
「一定の額を支払う」で「物を買う」「サービスを受ける」……。
誰もが日常的に行っているこの契約を、より拡大して魔術にしたて上げたのが「金銭魔術」である。

魔力を込めたお金を投げつけことで、魔術は発動する。
最もシンプルな効果が、物に対する『所有権』の主張。
それは私の物、と主張する事で他者の使用を禁ずる。
相手の武器などにも効果があり、下手に払えば武器を失ってしまう。

また、『雇用契約』を結ぶ事で使い魔のように物体を操ったり、
『サービス』を強制して相手の動きを制限することも出来てしまう。
風、土、火、水等といったものも、潜在的な魔力を支配下に置くことで自在に操れる。

弱点は、圧倒的な散財。
上に挙げた契約を結ぶのに、一秒に5ドルも消費する。一分、何かと契約するだけで300ドルであり、
戦闘となれば長期間色々な物と契約を余儀なくされるので、一度の戦闘で平均で10万ドル近く吹き飛んで行く。
魔術に使用したお金は砕けるか破れてしまうので再利用も出来ない。
【特徴】全身に宝石や金銀のアクセサリーをつけた悪趣味な20代のアメリカ女性。
ブロンドの髪をバサバサと伸ばしている。
巨乳。
【概要】
イルミナティの幹部。組織の研究費用等を管理する立場。
魔法名は『Habeo110(全ての富を我は持ち得る)』。

アメリカのスラム街で育った彼女にとっては、金が全てだった。
日々を生きていくのにも、クソみたいな警官からお目こぼしを貰うのにも、
スラム街から抜け出してまともな生活を手に入れるのにも、金が必要だった。
彼女に魔術の才能を見出だし、ゴミ溜めから拾い上げてくれた師匠も、結局病気で死んだ。
『学園都市の最先端治療』を彼は拒んだし、何より、日本へ渡る金が無かったからだ。
彼女は決意する。
金を手に入れる。
どんな手を使っても、例えあらゆる倫理に反して居ても、
世界が金を望むなら、自分がその全てを手に入れると。

イルミナティの中でも、一番『現金』という物に固執している存在。
魔術と科学の垣根を越える事もいとわず、様々な手段で金を稼いでいる。
荒事は勿論、学園都市最先端技術の流出や、イルミナティの研究結果の横流しなど、危ない橋も幾らか渡っている。

金に固執する彼女がそれを大量に消費する「金銭魔術」に目覚めたのはおかしいかもしれないが、
しかし彼女には信頼できる「力」がそれしか無かった。

表向き、商売の時は明るく陽気で、どこか抜けている女性だが、
自分の仕事の邪魔をする人間、持ち物を奪う人間を前にした時は、感情の抑制が効かなくなる。
【台詞】
「うひゃひゃ。まあーワタシの魔術はオカネつかいすぎですからネェー。貧乏生活ですヨ!」

「うるせえええっっっ! ガキが偉そうな口を聞くなッ!
 金さえあれば何でも買えるんだよッ!
 わかんねえか? 金で買えないものがあるなんてのは自由な人間の理屈なんだよッ!
 今、世界中で、金が無くて、毎日毎日何人死んでると思うッ!?
 てめぇはそいつら全員に『金で買えないものがある。それを大切にしろ』って言えんのかよ!
 餓死しそうな奴に! 病気で死にそうな奴に! 住む場所も無くて凍死しそうな連中に言えるのかよおおおおおぉぉぉぉッッッ!」

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最終更新:2011年08月20日 12:53