【名称】ラクサーシャ・マヌージャ
【サイド】魔術
【能力】マントラ、霊装「ブラフマーストラ」
【設定】
インド神話、中世インド等で用いられた、力を持つ言葉、真言(マントラ)を用いる。
マントラはシンプルな一言からなり、また起こせる現象も幅広い。
ルーンとも似ているが、言葉としての意味を持たずとも、ただ発音するだけで力を引き出せる。
特に神の名を用いたマントラは、ただ呟くだけで神のエネルギーを引き出せる。
勿論、十分な力を出すためには鍛練が必要である。
ラクサーシャが用いるマントラは、基本的な物と、最高神の一柱である「ブラフマー」の名。
宇宙の創造と再生を司る神の力を借りて、人や物を癒し、直す事を得意とする。
攻撃に使う魔術は収めて居ないが、霊装「ブラフマーストラ」は別格。
霊装「ブラフマーストラ」は、外見上は「笏」に近いが、笏には数珠が巻き付けてあり、先端は小さな壺が設置されている。
またその全体には細かな文字が刻まれている。
これは「ブラフマー」が所持する「数珠」「ヴェーダ」「小壷」「笏」の属性を一つに纏めたもの。
転じて、「ブラフマー」の映し身でもある。
「ブラフマー」が持つとされる「ブラフマーストラ」は、あらゆる敵を滅ぼすと言われる物で、投擲武器とされている。
その逸話を解釈し、マントラによって霊装「ブラフマーストラ」を発射する事で攻撃は発動。
宇宙創造の力を持つ「ブラフマー」の力を込められた霊装「ブラフマーストラ」は、千トン近い質量を獲得し、相手に叩き込まれる。
強力な質量兵器であり、その本質は対人というよりは大量の敵、怪物を屠る為のものである。
【特徴】浅黒い肌をした、穏和な雰囲気を持つ20前後の女性。
【概要】
イルミナティに所属する魔術師。幹部の一人。
イルミナティに所属しながら、弱者に手を差し延べ、搾取される人間を救い上げる変わり種……ただし、やはりその本質は歪んでいる。
その目的、終着点は、世界の破壊と再構成。
悪の蔓延る世界をまず一掃し、新たに作り上げるというもの。
確かにインド神話においては、世界の最後は一端悪が消え去り、再び再構成されるというものだが、
現実に則していないその思想は異端と断ぜられ、追放となる。
各地の孤児などを広い、養いながら、世界を終わらせる研究を続けている。
孤児の中には、彼女の手ほどきで魔術師となったものもおり、彼女の研究に手を貸している。
【台詞】
「あらあらまあまあ……どうしましょう?」
「仕方ないのです。歪みきった時計は、一度解体して、作り直すしかないのですから。私は、この世界から涙を無くしたいのですよ」
最終更新:2011年08月23日 15:25