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【名前】陸(ロク) 【性別】女 【学年・職業】ナンバーズ『No.6』 『Disposal』死体処理班 【容姿】 小学生に満たないぐらいの女児の容姿。青白い不健康な肌に、骨だけのような肉のない細い体躯。首の裏には『6』の字が刻まれている。 ボロきれのような服を着ており、長い白髪は髪は汚れてパサパサの状態である。 【性格】 常に貪欲な食欲に襲われている。基本的に余程のものでなければ腐っていようがなんでも食べられる。 歳相応に無邪気で無垢な性格。善悪の概念を知らず、基本的には本能で動く動物のような行動性。疑うという事を知らず、例えいい加減な事を吹き込まれようともそれを信じて行動する。 もし、正しい者が正しく導けば、ちゃんとした善悪の判断が身につくかもしれない。その逆もまた然り。ただし、あまり難しい事は理解しきれない様子。 しかし、どれだけ道徳を学んだとしても彼女には刻まれたプログラムがある。それをも打ち破れるかどうかは、本人の成長と周囲との関係性次第である。 【能力】 彼女の腹部は巨大な口である。腹部が裂け、臨戦態勢に入るとその正体を表し、腹部がグロテスクな見た目をした大口へと変化する。 牙のような鋭い切れ味を持った白い歯が無数にびっしりと並んでおり、長い舌が顔を出す。顎の力も強靭で、骨すらもあっさりと噛み砕いてしまう。 舌は3メートルぐらいまで伸び、舌で相手を捕らえて喰らうという芸当も可能。喰われたものは大口の中にある機関で消化・分解され、喰ったものの要素を分析し、吸収する。 陸の性能の真価は『能力者を喰う事によって学習し、その能力を再現できる』事にある。ただし、完全に能力を再現できるようになるにはその相手を完全に喰う、すなわち命を奪う必要がある。 ただ一部を喰っただけでは元の能力の1割程度の模倣にしかならない。喰った度合いによってそれは変わっていく。 【概要】 ワール博士に作られたナンバーズの6番目。『成長する兵器』をコンセプトに作られた。 彼女は他のナンバーズと比べて特殊なタイプであり、生物兵器の側面が特に強調されている。理論上、多くの能力者を喰えば喰うほど学習と能力のコピーができて強くなっていく性質を持つ。 ただ喰うという本能に従って行動するよう、彼女には何も命令を与えられず、心が真っ白な状態で学園都市に解き放たれた。以後、宛もなくただ食欲を満たす事だけを求めて学園都市を徘徊する事になる。 多くの能力者を彼女に喰わせる為に、常に貪欲な食欲が襲いかかるように設定されている。 特定の住居を持たず、路地裏を中心に常に食糧を求めて外で生活しているため、スラム街の子供のように薄汚れた見た目をしている。 人食の欲求を抱えながら路頭に迷っていたある時、ひょんな事から『Disposal』の死体処理班として任命されたので現在は人食の欲求が暴走する事はない。 しかし、『Disposal』が何の組織なのかも分かっていない上にあまり興味もないので、ただ『人を食べさせてくれるいい人達』という印象しか現時点ではない。 良くも悪くも純粋なので、うっかり組織について口を滑らせかねないリスクもある。ある意味でかなりの要注意人物と呼べる存在でもあるだろう。

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