フシとは、
イエメン北部を本拠地とする、シーア派の一派である
ザイド派の部族である。フーシ、ホーシー、またはアンサルラとも。2004年頃から武装闘争を断続的に続けてきた。2014/9/21にイエメン首都サヌアの政府庁舎を占拠し、首相退任を認めさせた。今後シーア派の拡張を恐れたスンニ派の抵抗が予想される。
<イエメン>新内閣組織へ 武装組織フシと和解成立(2014/9/22)
【カイロ秋山信一】イスラム教シーア派の武装組織フシによる反政府運動が激化する
イエメンで21日、1カ月以内に新内閣を組織することなどを条件に政府とフシの和解が成立した。フシは和解直前に首相府や国防省など首都中枢を占拠し、武力によって政府側に譲歩させた。イエメンでは2011年、民主化要求運動「アラブの春」で、サレハ独裁政権が崩壊。ハディ大統領は民主化を進めてきたが、フシの圧力に屈したことで求心力低下は避けられず、混乱が続きそうだ。
<イエメン>シーア派武装組織が州都制圧 宗派間抗争激化(2014/07/10 毎日新聞)
【カイロ秋山信一】イエメン北部に拠点を置くイスラム教シーア派武装組織「フシ」が8日、首都サヌアの北西約50キロにあるアムラン州の州都アムランを制圧した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラが報じた。政府軍は空爆などで反撃している。イエメンでは5月以降、フシとスンニ派主体の軍や民兵組織との戦闘が激化し、少なくとも300人が死亡。シリアやイラクに続きイエメンでも宗派間抗争が激化している。
イエメンメディアによると、アムラン州では5月中旬から、フシと政府側との戦闘が激化した。一時は停戦が成立したが、6月下旬に戦闘が再開。政府はアムランからの退去をフシに要求している。フシは「過激派と戦っているだけだ。政府と争うつもりはなく、サヌアも攻撃しない」と主張している。
反政府民兵組織の指導者に死亡情報 イエメン(2009/12/28 産経新聞)
イエメン国防省は27日、北部サーダ州で政府軍と戦闘を続けるイスラム教シーア派ザイド派の反政府民兵組織を率いる
アブドルマリク・フーシ氏が、空爆で死亡した可能性があるとウェブサイト上で明らかにした。ロイター通信などが伝えた。
国防省は20日、フーシ氏が政府軍の空爆で重傷を負っていると発表したが、民兵側は「根拠がない」と否定。国防省は27日、ウェブ上で、フーシ氏が「空爆による重傷で死亡したとの情報が増えている。埋葬されたとの情報もある」とした。
イエメン北部の反政府武装組織の攻撃、サウジが司令官拘束と(2009/11/16 CNN)
(CNN) イエメンのイスラム教シーア派の反政府武装組織がサウジ領内に侵犯、同国やイエメン軍との武装衝突が続いている問題で、イエメンの国営サバ通信は16日までに、サウジが武装組織のアリ・アブドゥラ・アーメド・マリキ・フーシ指導者を捕そくしたと述べた。
サウジ国境警備隊が同国南西部で拘束したとしている。サウジ当局はこれを確認していない。
イエメンのイスラム教反米指導者、政府軍の攻撃で死亡(2004/09/10 ロイター)
[サヌア 10日 ロイター] イエメン政府軍関係者は10日、イスラム教反米指導者のフセイン・フーシ師に対する攻撃で、同師と支持者数十人が死亡したと発表した。
(後略)
関連項目
最終更新:2014年10月11日 18:17