| 時間 | 出来事 |
| 0006 | グルジアのニコジ及びエルグヌチ村から、南オセチア共和国の首都ツヒンヴァリ等に対し、大口径火砲の砲撃開始。南オセチア代表は、グルジア軍が事実上戦争を開始し、ツヒンヴァリに突入していると表明。 |
| 0042 | グルジア平和維持軍司令官マムカ・クラシヴィリ、紛争地帯における軍事作戦を「南オセチアにおける憲法秩序の確立」と称する。彼はまた、紛争地帯に駐屯するロシア平和維持軍に事態への不干渉を訴えた。 |
| 0138 | 南オセチア当局、グルジア軍が「グラード」、榴弾砲及び大口径迫撃砲でツヒンヴァリを砲撃していると表明。 |
| 0208 | グルジア、紛争地帯に駐屯する平和維持軍に南オセチアでの開戦を通知。 |
| 0237 | アブハジア大統領セルゲイ・バガプシュ、安全保障会議緊急会議を召集。マスコミの報道によれば、南オセチア援助のため、義勇兵約1千人を派遣。 |
| 0346 | グルジア軍、ツヒンヴァリ南方で戦車攻撃に着手。南オセチア軍は、抵抗中。グルジアの再統合相テムル・ヤコバシヴィリは、ツヒンヴァリがグルジア軍により包囲されたと発表。 |
| 0420 | 歩兵がツヒンヴァリ突入。 |
| 0433 | ロシア、国連安保理召集を要求。 |
| 0448 | ツヒンヴァリに、北オセチアからの増援到着。 |
| 0649 | アブハジア、グルジア国境に部隊を移動。 |
| 0712 | グルジアのマスコミ、予備役召集を報道。 |
| 0723 | グルジア空軍、南オセチアを空襲。 |
| 0856 | グルジア軍、ロシア平和維持軍と交戦。 |
| 0923 | グルジアのマスコミ、ツヒンヴァリ奪取と報道。 |
| 0936 | グルジア、南オセチア紛争のための報道センター開設。 |
| 0944 | 南オセチアで、ロシア平和維持軍兵士3人が負傷。 |
| 1004 | グルジア当局、エドゥアルド・ココイトゥイ大統領を含む南オセチア指導部に恩赦を約束。 |
| 1009 | 国連安保理、ロシアの提案採択と紛争地帯での武力使用非難を却下。安保理は、紛争地帯における緊張増大に対する懸念のみを表明。 |
| 1021 | 北オセチア大統領タイムラズ・マムスロフと南オセチア大統領ココイトゥイは、ツヒンヴァリ奪取に関する報道を否定し、共同防衛を組織中と表明。 |
| 1039 | グルジア、ロシア空軍の自国領土爆撃を表明。 |
| 1058 | グルジア当局、ロシアに紛争への介入を訴える。再統合相ヤコバシヴィリの言葉によれば、ロシア側は「真の平和維持軍として介入しなければならず、これは可能である」。 |
| 1109 | 再統合相ヤコバシヴィリの言葉によれば、「抵抗は無意味である。大きな犠牲と大きな破壊をもたらしているだけである」。 |
| 1109 | 再統合相ヤコバシヴィリの言葉によれば、グルジアは、ツヒンヴァリとジャヴァを除く、南オセチアの全居住区を支配下に置いた。 |
| 1110 | グルジア大統領、紛争地帯の状況の展望について国民に語り、予備役の総動員を布告。 |
| 1110 | ツヒンヴァリのロシア平和維持軍陣地砲撃の際、死傷者発生。 |
| 1119 | グルジアのマスコミは、ゴリ市を爆撃していた4機の内1機が撃墜されたと主張。グルジアのジャーナリストの情報によれば、撃墜された飛行機はロシア側から飛来した。 |
| 1132 | ロシア国会議長、「南オセチアの状況先鋭化と関連して、地域のロシア市民の保護と南部国境の安全の維持のために要求される大規模かつ機動的な措置を拒否しない」と表明。 |
| 1138 | 駐露南オセチア代表ドミトリー・メドエフ、「グルジアの政治エリートの目的は、今日、民族浄化である。彼らは、南オセチアからオセチア人を浄化し、今、グルジア軍がこれに直接従事している」と表明。 |
| 1148 | サアカシヴィリ、グルジアの都市爆撃の停止をロシアに要求。 |
| 1148 | 北オセチア、南オセチア難民のためにバス50台を派遣。 |
| 1147 | サアカシヴィリ、大規模な軍事侵略でロシアを非難。 |
| 1154 | ロシア外務省、ロシア軍機撃墜に関するグルジアのマスコミの報道を「戯言」と称する。 |
| 1210 | ツヒンヴァリ中心部で、市街戦継続。現地報道によれば、グルジア軍は、市の中心部をほぼ支配下に置いた。ロシア平和維持軍吉周辺でも戦闘。 |
| 1218 | 平和維持軍司令部によれば、ツヒンヴァリ中心部で激戦。 |
| 1220 | アメリカ、交渉に戻るように両国に訴える。 |
| 1236 | 平和維持軍司令部代表によれば、「ロシア平和維持軍司令部は、ツヒンヴァリの平和維持軍駐屯地に対して照準射撃が行われていることを確信する」。 |
| 1237 | 北オセチア議会、ロシアに南オセチア援助を訴える。 |
| 1237 | グルジア内務次官エカ・ズグラゼ、グルジア軍は、紛争地帯の平和維持軍代表の保護を試みていると表明。 |
| 1255 | グルジアの砲撃により、ツヒンヴァリの南オセチア共和国病院が破壊。平和維持軍本部直近にあった大学の建物が炎上。集中的な市街戦が継続。 |
| 1307 | ロシア国防省の報道によれば、「グルジア指導部は、嫌悪すべき冒険を始めた。南オセチアで流れる血は、人々とその周囲の良心を咎めるだろう。我が平和維持軍とロシア連邦市民は、黙ってはいないだろう」。 |
| 1312 | NATO事務総長ヤード・ド・ホープ・スヘフェルは、グルジアと南オセチアに停戦し、和平交渉に戻るよう呼びかけた。 |
| 1320 | グルジア当局は、南オセチアの支配権をドミトリー・サナコエフに譲渡するように提案した。彼は、グルジア住民の利益を代表する南オセチア暫定行政府」の長である。 |
| 1332 | 赤十字、南オセチア住民への援助提供のため、人道的回廊の提供を訴える。 |
| 1342 | 英外務省、南オセチアでの即時停戦を呼びかける。 |
| 1345 | グルジア軍の2個予備役大隊が、クタイシ基地から紛争地帯に派遣。同基地では、3つ目の大隊が編成中。予備役と志願兵は、ヴァジアニ、ゴリ、バトゥーミ、セナキ基地に集結している。 |
| 1345 | ツヒンヴァリで、ガスパイプライン破壊。 |
| 1359 | グルジアのマスコミによれば、ロシア軍が南オセチア領土への侵入を試みた。この試みは、グルジア兵により阻止され、10人の傭兵が拘束された。 |
| 1410 | ツヒンヴァリには、ただ1ヶ所の南オセチア軍の拠点が残り、ツァルズ地区で抵抗が継続されている。ツヒンヴァリ砲撃が継続。市内には、グルジアの戦車が進入した。砲火により、共和国病院が破壊された。負傷者は、ロクスキー・トンネル地区のニジニー・ザラマグに後送されている。 |
| 1415 | ハッカーが、南オセチアのサーバに対してDoS攻撃を組織。 |
| 1422 | 北オセチアからの増援、南オセチアに移動。 |
| 1430 | 1500~1800、エルゲネチ村(南オセチアとグルジアの境界)に設置された回廊を通して、難民が紛争地帯を離れられるように、南オセチアで一時停戦が布告されるだろう。情報源は、トビリシ市長。 |
| 1431 | ロシア平和維持軍指揮官マラート・クラフメトフは、人道的回廊の設置は、「グルジア側の嘘」と表明。 |
| 1436 | ウラジーミル・プーチン首相、援助を希望する住民が南オセチアに向かうのを抑えることは「容易ではない」と、ジョージ・ブッシュ大統領に表明。 |
| 1459 | メドヴェージェフ、紛争地帯でのロシア人死亡の有責者の処罰を約束。 |
| 1500 | トビリシ市長の表明通り、難民疎開のための回廊がグルジアに向け開かれる。しかし、ツヒンヴァリでは交戦が継続。 |
| 1501 | メドヴェージェフ、国際法違反でグルジアを非難。 |
| 1506 | グルジアのマスコミによれば、南オセチア軍は逆襲に転じ、ロシアと南オセチアを結ぶザルスカヤ道の封鎖を解除した。その情報によれば、ロシア軍の縦隊がこの道路上を移動している。 |
| 1529 | 南オセチア安全保障会議書記の話によれば、グルジア軍は、ツヒンヴァリからの撤退を開始した。現在、ロシアの戦車がツヒンヴァリに向け移動している。 |
| 1533 | グルジアのマスコミによれば、ロシア機が南オセチアのグルジア軍陣地を爆撃した。少なくともグルジア兵5人が負傷。戦死者は不明。 |
| 1552 | 南オセチアの後備兵、ザルスカヤ道からグルジア軍を掃討。南オセチア側の主張によれば、グルジアの装甲車両を撃滅し、グルジア軍をツヒンヴァリ北方から南方に圧迫している。 |
| 1600 | グルジア安全保障会議、ロシア戦車の南オセチア進入が確認されれば、ロシアに宣戦を布告すると表明。 |
| 1611 | ロシア国防省、戦車に関するニュースに触れ、ロシア平和維持軍に増援が派遣されていると伝える。 |
| 1614 | ロシアの装甲車両がツヒンヴァリに進入。 |
| 1620 | グルジア、ロシア軍機がトビリシ郊外のヴァジアン軍事基地を爆撃したと主張。ここには、アメリカ人教官も駐留している。 |
| 1640 | ツヒンヴァリは完全に破壊され、電気が止まり、水不足が存在し、電話網も稼動していない。充電する場所がないため、携帯電話も間もなく使えなくなるだろう。 |
| 1650 | NATO附属ロシア全権代表、グルジア・オセチア戦争と関連した覚書をNATO加盟国に送る。 |
| 1658 | グルジア外務相エカ・トケシェラシヴィリ、グルジア領土に対する「直接軍事侵略」を停止させるため、モスクワに圧力を加えるよう、各国に要請。ロシア外務相セルゲイ・ラヴロフは、グルジアが今朝、平和維持軍の役割を果たすようにロシアに呼びかけたことを想起させ、「我々は、これを行っている」と語った。 |
| 1701 | ココイトゥイによれば、義勇兵は、ツヒンヴァリの大部分からグルジア軍を追い出すのを助けた。 |
| 1720 | ココイトゥイ、1800までにツヒンヴァリを離れなければ撃滅するとグルジア軍に通告。 |
| 1726 | 地上軍総司令官補佐官イーゴリ・コナシェンコフ大佐によれば、グルジアの戦車は、平和維持軍の本部と駐屯地を直接射撃している。彼の言葉によれば、戦闘地帯から負傷兵を後送する衛生兵が与えられていない。 |
| 1726 | ロシア国防省によれば、紛争地帯でロシア平和維持軍兵士約10人が戦死し、30人が負傷した。 |
| 1734 | 南オセチア代表は、グルジアの砲撃・空爆で死亡した住民の数を1千人と評価している。紛争調停混成監督委員会南オセチア側情報課長イナル・プリエフの言葉によれば、「ほぼ全てが破壊されたため、多分、1千人」が死亡した。 |
| 1745 | メドヴェージェフ、南オセチア住民の援助をプーチン、ショイグ、ヌルガリエフに委任。 |
| 1753 | セルゲイ・ラヴロフによれば、グルジア側は民族浄化を行っており、人道的大惨事を引き起こしている。 |
| 1755 | ロシアの爆撃機、グルジア南西のマルネウリ軍用飛行場を爆撃し、滑走路を破壊した。 |
| 1800 | ロシア地上軍総司令官ウラジーミル・ボルドゥレフ、南オセチアでの事態と関連して、ウラジカフカーズの作戦本部を指揮。 |
| 1806 | ロシア第58軍の戦車2個縦隊、ザルスカヤ道上を迂回し、グルジア軍陣地の砲撃を開始。 |
| 1822 | ココイトゥイによれば、数百人のオセチア人が死亡。グルジア軍戦車4両を撃破。 |
| 1829 | ココイトゥイによれば、「我々は、ツヒンヴァリにおけるグルジア兵の掠奪の事実も記録している。ツヒンヴァリの家屋の掠奪の際、グルジア兵3人が殺されたという報道が入ったばかりである。」 |
| 1858 | サアカシュヴィリ大統領、「ロシアの侵略」のため、イラクからのグルジア軍の撤退を表明。 |
| 1907 | グルジアのマスコミによれば、本日のマルネウリ飛行場爆撃の結果、3人が死亡し、5人が負傷した。 |
| 1923 | 8月9日零時から、ロシアは、グルジアとの航空路を中断する。 |
| 1927 | 国務省、南オセチアに特使を派遣。 |
| 1932 | マルネウリ飛行場空襲の結果、数人の基地職員が死傷し、数機の軍用機が撃破された。 |
| 1937 | ロシア地上軍総司令官補佐官イーゴリ・コナシェンコフによれば、ツヒンヴァリ近郊に位置する第58軍部隊は、ツヒンヴァリを砲撃していたグルジア軍の火点を制圧。 |
| 2103 | ココイトゥイによれば、ツヒンヴァリ砲撃と強襲の犠牲者は、少なくとも1,400人。 |
| 2123 | 義勇兵自身の言葉によれば、約20台のトラックが北オセチアから南オセチアに到着。 |
| 2251 | 南オセチアで、12人のロシア平和維持軍兵士が戦死し、更に50人以上が負傷した。 |
| 2316 | グルジア軍兵士を乗せた20台のトラックが、バトゥーミからツヒンヴァリに向かう。 |