1. 序文
いかなる問題を解決するにも、適切な情報が要求されます。しかしながら、誰かには情報であっても、他者には無用で、かなり月並みなノイズと受け取られます。情報は、それが利用できる時にのみ価値があるとみなされ、その上、情報の有益性は、その完全性、正確性及び適時性に強く依存します。事実(データ)、意見(個人的推測)、情報(分析的に処理されたデータ)を具体的に区分し、混同しないようにすべきです。
通常、情報は、以下のことを可能にします。
- 状況把握
- 行動の綿密な計画
- 行為の結果の追跡
- 予期せぬ出来事の回避
- 個人及び集団の操作
情報は、以下のように分類されます。
- 全面的な情報(関連問題とゲームの参加者である個人及び組織に関する総括を与える)
- 当面又は機動的な情報(変化する事態の針路を維持する)
- 具体的な情報(データ内に発見された問題を埋めるか、一定の問題に答える)
- 間接的な情報(間接的によってのみ関連し、ある仮定を肯定又は否定する)
- 評価情報(事態を解釈し、その今後の発展に関する予測を与える。これは、処理されたデータが最上です。)
情報が必要なことを知ったならば、以下の質問を明確にしてください。
- 何を知る必要があるのか?
- どこに(どのような形で)、期待する情報があるのか?
- 誰がそれを知っているのか、又は提供できるのか?
- どのように(どのような形で)、それを入手できるのか?
最初の質問に対する明確な答えは、後者の理解を保障し、その解決の技術は、既存の外部条件、並びにあなたの知識、意思、経験、能力及び独創力に依存します。拠り所となる事実を得たならば、以下のことをする必要があります。
- 評価すること(信頼性、重要性、秘匿性、関連性、利用の可能性の度合いにより)
- 事実の一般的モザイクにおけるその地位を明らかにした後、解釈すること(他のデータと深い直感を背景に)
- 補足(そして、いかなる)情報が必要か否か、決定すること。
- 有効利用すること(自分の計画で考慮するか、誰に伝達すべきか、必要な時点まで保持すべきか等)
最終更新:2009年05月02日 22:57