ヴィクトル・ズブコフ

ヴィクトル・ズブコフ(Виктор Алексеевич Зубков;1941年9月15日~)



ロシア連邦政府議長(2007年9月14日~)。前連邦金融監督庁長官(2004年3月~2007年9月)。

経歴


1941年9月15日、スヴェルドロフスク州クシュヴィンスキー地区アルバート町に生まれる。

1958年、コンビナート「セヴェロニケリ」のモンチェゴルスク機械修理工場(ムルマンスク州モンチェゴルスク市)において、組立工として働く。

  • 1960年~1965年:レニングラード農業大学経済学部学生
  • 1965年~1967年:ソビエト軍に勤務
  • 1967年~1970年:レニングラード州ガチン地区のソフホーズ「クラスナヤ・スラヴャンカ」班長、副所長
  • 1970年~1981年:ソフホーズ「ラズドリエ」所長
  • 1981年~1985年:レニングラード州プリオゼルスキー地区の農業生産公団「ペルヴォマイスコエ」総裁
  • 1985年~1986年:プリオゼルスク市人民代議員会議執行委員会議長
  • 1986年~1987年:ソ連共産党プリオゼルスク市委員会第一書記
  • 1987年~1989年:ソ連共産党レニングラード州委員会農業・食料産業課主任、農業課主任
  • 1989年~1991年:レニングラード州人民代議員会議執行委員会第一副議長
  • 1992年~1993年:サンクト・ペテルブルグ市役所対外関係委員会第一副議長
  • 1993年~1998年:ロシア連邦国税庁次官/サンクト・ペテルブルグ市国税査察局長
  • 1998年~1999年:ロシア連邦税務省サンクト・ペテルブルグ市局長
  • 1999年7月~2001年10月:ロシア連邦税務次官
  • 2001年11月~2004年3月:ロシア連邦財務第一次官/金融監督委員会(行政改革により、連邦庁に改編)議長

2004年3月17日、連邦金融監督庁長官に任命。

2007年9月14日、ロシア連邦国家院代議員総会において、ロシア連邦政府議長として承認(賛成381票、反対47票、棄権8票)。

評価


1992年1月のサンクト・ペテルブルグ市役所対外関係委員会第一副議長任命は、同委員会議長ウラジーミル・プーチンの推薦。2000年、プーチンは、ズブコフを自分の誕生日パーティに招待した(パヴロフスク市のレストラン「ポドヴォリエ」、21人が招待)。

金融諜報機関である連邦金融監督庁長官に任命されたのは、税務省サンクト・ペテルブルグ市局長時代の優れた業績によるものとされる(当時、税収の指標は、国内で最良だった)。ズブコフは、経験と高い技量を備えたプロと考えられており、彼が税務相となるという噂も流れたことがある。税務第一次官アレクサンドル・スミルノフは、ズブコフを「自立的で、意思を持った人物かつ専門知識を備えたプロフェッショナル」と評した。重要な問題の審議の際には、「合議的スタイルをいとわない」とされる。

バルトオネクシムバンクによれば、ズブコフは、ビジネス関係において「非常に賢明に」振舞っており、「対話を行い、相互理解に達することができる」人物とされる。

パーソナル


経済科学準博士。ロシア連邦功労経済学者(2001年)。

「名誉記章」勲章(1975年)、労働赤旗勲章(1981年)、四等及び三等「祖国に対する貢献に対する」勲章(2000年、2006年)、「労働ベテラン」メダル(1986年)を受賞。

妻帯、1女(前国防相アナトーリー・セルジュコフの妻)を有する。

ニュース


最終更新:2007年09月19日 19:57
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