1 iphoneについて
1.1 基本仕様
バッテリー寿命と発熱対策のために,動作周波数を下げた620MHzのARM CPUを採用.
128MBのDRAM,4G~16Gのフラッシュメモリを搭載.
OSはUNIXベースのMac OS Xを搭載
ネイティブアプリケーションのプログラミングにはXcodeという開発環境を利用.
ARMアーキテクチャ
消費電力を抑える特徴を持ち,低消費電力を目標に設計されるモバイル機器において,これに基づくCPUは支配的となっている.
命令セットは8ビットCISCである6502を発展させたものであり、典型的なRISCというよりはむしろCISC的で手作業による最適化がしやすい特徴的なアーキテクチャを持つ.
現在では,ARMファミリーは組み込み型での32ビット RISC CPUのおよそ75%を占め,全世界で最も使用されている32bit CPUアーキテクチャのひとつである.
ネイティブアプリケーション
ネイティブアプリケーションとは,実行するコンピュータのCPU,ソフトウェアプラットフォーム,API向けに特化したアプリケーションです.ネイティブなコード,つまり携帯電話やコンピュータが読み込むと,内蔵しているプロセッサ(コンピュータのプログラムを処理する部分,演算装置)がそのまま実行できる形でメモリ中に置かれ、実行されます.
1.2 入出力
入力はマルチタップの液晶画面(3.5インチ480☓320)
音声データとしてAAC(Advanced Audio Coding),AIFF(Audio Interchange File Format),Apple Lossless,Audible,MP3,WAVの各フォーマット,動画としてMPEG4が再生可能.
通信速度が高いWi-Fi環境があれば,音楽や動画のストリーミング再生も可能.
AAC
MP3等のMPEG-1 Audioや,MPEG-2 Audio BC(Backward Compatible)を超える高音質・高圧縮を目的に標準化された方式.
サンプリング周波数はMP3が最大48kHzまでだったのに対し,AACは最大96kHzまでをサポートする.
1.3 ネットワーク仕様
携帯電話の電波による接続とWi-Fi環境での無線LAN接続
無線LAN接続では802.11g規格を利用.最大54Mb/sの通信が可能.
3Gネットワークの通信速度は,384kb/sから数Mb/sで,LANよりは遅い.
802.11g規格
多く使われている無線LANの標準規格である「802.11b」と上位互換性を持ち,同じ2.4GHz帯を使いながら,最大で54Mbpsで通信できる.これは802.11bの最大11Mbpsに比べて,およそ4倍から5倍の速度となる.
1.4 ブラウザ仕様
ブラウザはMobile Safari
DOMやCSS,Javascriptが使用可能だが,サードパーティ用のプラグインが使用不可能
Flashプラグイン,Javaプラグインも使用不可能
DOM
Document Object Model (DOM) は,W3Cから勧告されている HTML文書やXML文書をアプリケーションから利用するためのAPI
CSS
Cascading Style Sheets(CSS,段階スタイルシート,カスケーディング・スタイル・シート,カスケード・スタイル・シート)とは,HTML や XML の要素をどのように修飾(表示)するかを指示する仕様であり,W3Cによる勧告の一つ.文書の構造と体裁を分離させるという理念を実現する為に提唱されたスタイルシートの,具体的な仕様の一つ.
サードパーティ
第三者団体.当事者から独立した団体
1.5 その他のハードウェア上の特徴
加速度センサー
3軸対応の加速度センサーであり,地球の重力がどちらの方向に作用しているのかを検知し,iPhoneの向きを決定する.どの方向に動いているかも分かるため,Wiiコントローラのような使い方が可能
Bluetooth
無線通信用デバイスで,EDR対応のため,従来の3倍の速度で通信が可能
GPS
携帯電話の電波を利用して位置検出.数キロメートル~数百メートルの誤差が生じる.
最終更新:2010年04月22日 15:14