アットウィキロゴ
両国国技館の中央、その舞台上に4つの人影があった。

一人は筋骨隆々とした巨漢。天を貫くような奇妙な髪型。その名もゴンさん。
一人は金色に輝くドレスを纏う若い娘。金髪で洒落た髪型。その名もキュアピース。
一人はエプロン姿の主婦。説明しづらい変な髪型。その名もフグ田サザエ。
そして、一人は青いドレスの女性。ゼンマイにも似た変な髪型。その名もコニーちゃん。

4人は互いに向き合い、その拳に念を込める。

そう、彼らのプライドを掛けた戦いが、今、幕を開ける……!



「First comes……」
「ピカピカピカリン、ジャン、ケン……」
「来週もまた見てくださいねー! じゃん、けん……」
「ジャカジャカジャン、ジャカジャカジャン、ジャカジャカジャカジャカジャンケン……」

決して負けられない戦い。
それぞれが独自の音頭を取りながらも、勝負のタイミングには寸分の狂いは無い。
戦いはフェアで無くてはいけない。後出しなど、決して許されないのだ。

「Rock!」「ポン☆」「ぽん!」「ポン!」

―――彼らの拳が同時に前へと突き出されたッ!!





固く握られた4つの拳、グー。故に勝敗は『あいこ』……。





……と、本来であればそうなるはずだった。
この瞬間に運命のいたずらが起きなければ。





「お、誰か呼んだか?」

ひょっこりと入場口から顔を出したのはTHE ジャン!
気軽に挨拶を交わす彼の、その拳は偶然にも"開かれていた"。

「「「「あ!?」」」」
「えっ?」

グー < パー
読者の諸君も、この常識はご存知だろう。
故に、呆気に取られているジャンの目の前で、4人の敗者たちの命は散りゆく……。


【ゴンさん@HUNTER×HUNTER 死亡】
【キュアピース@スマイルプリキュア! 死亡】
【フグ田サザエ@サザエさん 死亡】
【コニーちゃん@ポンキッキーズ 死亡】


彼がこの瞬間に出てこなければ、彼が気軽な挨拶をしなければ、そして彼の名前が『ジャン』で無ければ……。
このような悲惨な結末を迎えることはなかったかもしれない。

【一日目・午前/両国国技館】
【THE ジャン@進撃の巨人】
【状態】呆然
【装備】
【道具】基本支給品、不明支給品3つ
【思考】
1:え? え?

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年07月24日 16:27