以下に要点をまとめます。
議題①:
### 🔸スレ主の投稿(>>6)の要旨:
「村と首都しかない」「住民数十人」「距離感が変わる」「食事も子供も存在しない」など、**荒唐無稽な異世界設定**を例示し、「こういうリアリティのない世界観はどう思うか?」と問いかけ。
### 🔹スレ民の主な意見と議論ポイント:
#### 1. **「リアリティ」の必要性は作品による**
- **面白ければいい**(>>7, >>8, >>12)
⇒ ドラクエやあられちゃんも非現実的だが楽しめる。
- **リアリティの有無より、整合性と説得力が重要**(>>15, >>24)
⇒ 一貫性があれば問題なし。世界観の中で破綻しなければOK。
#### 2. **「設定の整合性」の重視**
- 矛盾がある場合、**設定の破綻と見るか、工夫で補完できるか**が議論に(>>22, >>26, >>27)
- 「食うや食わずの国で8人に1人が軍人」などは、説明がなければおかしいという意見と、設定次第で説明可能だという意見が対立。
#### 3. **異世界なら物理法則や社会制度も変わるべき**
- 魔法や神の存在があるなら、物理法則も異なるのは当然(>>11, >>14, >>36)
- しかし、見た目だけヨーロッパ風な「なーろっぱ」世界は既視感が強く、没入感を妨げる(>>21)
#### 4. **演出の都合とリアリティのバランス**
- RPGの仕様(マップ縮尺、距離のブレなど)はゲームの都合だが、小説でそれをそのまま流用すると矛盾が目立つ(>>19, >>50)
- 物語上の演出と設定の齟齬をどう解釈するかは書き手と読者の理解度による(>>42, >>46)
#### 5. **読者コストと世界観の複雑さ**
- 異世界感を出そうとしすぎて読者に混乱を与える設定(13か月制など)は注意が必要(>>60, >>70)
- 一方で、天体や暦の独自性を世界構築に活かす案も出ている(>>82, >>87)
### 🔚結論的な流れ:
- 「リアルさ」ではなく、「リアリティ(納得感)」と「設定の一貫性」が重要。
- 異世界だからといってなんでもアリではなく、読者にとって分かりやすく説得力のある設定であることが求められる。
- 世界設定の斬新さと読者への配慮の**バランス**が作品の質を左右する。
### 議題②:
- **創作における主人公の容姿の扱い**(特に「逆ハーレムの女主人公はなぜブサイクでないのか?」という問い)を中心に、作品内のルッキズム(外見至上主義)やリアリティについて議論が展開。
### 🔹議論の流れ:
1. **リアルとの整合性と創作の自由のバランス**
- 歴史や現実に沿えば「穴」は減るが、完全な整合性は難しく、多少の推論やご都合主義は必要との意見。
2. **異世界における時間・美的基準・価値観の違い**
- 火星の時間の話などから発展し、異世界では常識が異なるため、現実の基準がそのまま通用しない場合も多い。
3. **容姿とモテの関係:男女での非対称性**
- 男主人公はブサイクでも能力や地位でモテる例が多いが、女主人公は「美人である」ことが基本。
- これは読者の自己投影(特にエロゲやなろう系作品)に関係があるとされる。
4. **美の基準は時代・文化によって違う**
- 美人の定義や「トロフィーワイフ」の意味なども議論。欧米と日本、過去と現代での価値観のズレが指摘される。
5. **異世界ものにおける容姿の扱いと変身要素**
- 魔法や整形的手段で美人になる展開が多いが、「最初からブサイクなまま」の女主人公は非常に少ない。
- 男主人公には比較的多くの不細工キャラが存在する(例:『月が導く異世界道中』『異世界おじさん』など)。
### 🔹結論的な傾向:
- **美しい主人公の方が受け入れられやすく売れやすい傾向がある**。
- **ルッキズムの非対称性(特に女性キャラ)** は、読者層や商業的理由によって強化されている。
- **ただし例外やニッチな作品も存在し、作品ごとに表現の幅はある**。
最終更新:2025年04月19日 00:23