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Story1 見知らぬ小屋

「僕は・・・・・?」
ふと目覚めると僕は小さな小屋に居た。
ここはどこなのだろう。
それ以前に僕は誰だ。
考えれば考えるほど頭が痛む。
ガチャン。
戸が開いた。
入ってきたのは中年の男だった。
「よぉボウズ、気付いたか。お前はな、すぐそこの浜に打ち上げられてたんだ。
それを持ってな。」
男が指した先には鉄で出来た棒のような物があった。
武器・・・?だろうか。
見覚えがある気がするが、頭が痛む。
思い出せない。
「おじさん、僕の名前、知らない?」
もちろん、男は首を横に振った。
打ち上げられていたというのに名前を知っていたほうが驚きだ。
ガチャン
またも戸が開き、自分と同じくらいの小さな女の子が入ってくる。
「だいじょ-ぶ?」
ベッドに横たわる僕を上から見下ろす。
僕は適当に、うん、あぁ。と答えた。
「私フィリって言うんだ。よろしくね。」
彼女がニコッと笑うので僕も笑って見せた。
するとまた男が声をかけてきた。
「―よし。気付いたのなら、ボスの所に連れて行くか。ホラ、立て、ボウズ。」
そうして僕はおじさんとフィリに連れられその『ボス』という人の下へと歩む。
少し歩くと、他にもたくさん家が建っている。
そう、ここは村だったのだ。
そして僕はボスという人の家の前に着いた。
「おい、ボウズ。ここに入ったら生意気な口はよせよ。ボスがお怒りになられる。」
男が少し念を押す様に言った。
これまでに、生意気な口を利いた事があっただろうか。
「さ、入るぞ。」
最終更新:2008年07月30日 13:00