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Story2 ボスの部屋

するとそこは、僕等がさっきまで居た小屋とは全然違う物だった。
広々としていて、武器や金品が飾られている。
大柄な男と、自分より少し小さいぐらいの少年が居た。
「ボス、こいつが、沖に打ち上げられていた小僧であります。」
男が跪くと一緒に来た彼女も跪く。
僕が呆然と立っていると、男に頭を押さえつけられた。
(頭を下げろッ!)
慌てて頭を下げた。
「ファント、もういい。別に頭など下げなくていい。」
ボス、がそういうと男が顔を上げ、僕の頭から手を離した。
そしてボスは目線をこっちに移し、微笑んだ。
「よぉボウズ。此処に来たって言う事は、お前ももう既にヴァンヘルシングの一員だ。覚えてろよ?」
何がなんだかさっぱりだった。
ヴァンヘルシングって?
僕が分からなそうな表情を浮かべると、ボスはすぐに教えてくれた。
「わし等はヴァンヘルシングという盗賊団をやっているんだ。それにお前も入ってもらうという訳だ。」
少し驚いたが、隣に居る男がニカッと笑って「無駄な殺生はしないがな」と付け加えたので
安心できた。
急に隣の男が立ち、ボスの下へ行った。
「ボス、あのボウズは獣の力があるようですぜ?一度試した方がいいのでは?」
「あぁ。そうかも知れぬ。獣の力を持つとはたいした少年だな。」
―翌日
あの男に言われるまま昨日の小屋で寝た。
今日は何かをするらしいが、詳しい事は言ってくれなかった。
「おい、ボウズ。いくぞ!」
男のその一言で僕は広場のような所に連れられていった。
「おじさん、これから何するの?」
「ん・・?あぁ、お前の力を試すんだ。それとおじさんはやめろ。俺はファントだ。」
僕は笑いながら、ファント、ファントと繰り返した。
広場には僕とファント、ボス。
それとボスのところに居た少年も居た。
「ボウズ、目エ閉じてろよ。」
ファントがそう言った途端、僕の目の前は真っ暗になった。
最終更新:2008年07月30日 13:01