story3青い獣
僕が目を開けるとそこは何も無いただ暗闇が広がる世界だった。
そこに僕がただ一人ポツンと立っていた。
本当に何も無い。
ついさっきまで横にファントが居たのに。
ふと前を見ると、さっきまでは居なかったはずの、ライオンのような獣が
こっちを見ていた。
そして、獣が青いオ-ラ-を放ち始めた所で僕は目を覚ました。
今のは夢だったのか?
何事も無かったかのようにボスがこっちを見ている。
「ボウズ、ライオンか。ならば今日からお前の名前はレオンだ。」
こうして僕の名前が決まった。
その後すぐに分かった事だが、あのライオンは僕の中に眠る獣であり、
それがいつか目覚めるのだそうだ。
その事を俗に獣化と言い、ライカンと言う。
そして僕は此処で暮らしていくことにきめた。
―時がたつのは本当に早いものだ。
あれから7年。
俺は毎日村のみんなと笑いながら暮らしていた。
もちろん、狩りには出させてもらえなかったが。
こんな生活がいつまでも続けば文句ないのだが、一応盗賊だしな、と思ったりしたレオン。
彼はこの7年間で固有能力(アビリティ)の力を開花させた。
それ以外は何も出来ないが。
「さぁて、いくか。」
レオンはいつものようにボスの下へ向かおうとした。
「うああああっ!」
誰かの叫び声だ。
俺は脚を走らせた。
最終更新:2008年07月30日 13:04