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Story6 獣化

「俺がいく。逃げろ、レオン。」
もちろん、逃げるわけにはいかない。
いまこそ、剣技を使うべきだ。
瞬間的にジョイコンボ-を剣の形に生成し、切りかかった。
もちろん、リ-ダ-格の魔導にだ。
「ほう、生きのいいガキだな。無謀だが。」
片手で止められ、しまいには折られる。
相手を間違えた、とでも言えばいいのだろうか。
強すぎたのだ。
「レオン、俺が行くからお前は見ていろっ!」
即座に象に獣化したファントはその強力な牙を用いて接近戦に挑む。
「牙か・・・。面白いが、駄目だな。弱すぎる。」
レオンが声を上げる間もなく牙は折られた。
ファントに凄まじい激痛が走る。
後ろの弱そうな雑魚共は物欲しそうにそのリ-ダ-格の奴を見つめる。
「そうか、お前等も喰らいたいか・・?」
魔導がそういうと雑魚達はコクリと頷く。
「こんなものくれてやる。このガキのほうが殺りがいがありそうだからな。」
そして、魔導の手はファントの体を貫いた。
「れ・・・レオン。逃げるんだ・・。早く・・。」
「他人のことを心配するからこのザマだ。早く楽になるこったな。」
「このザマだ・・・・だと?」
いま少年の中で何かが吹っ切れた。
髪が逆立ち、瞳の色が黒から暖色へと変わってゆく・・・・・。
「あぁ?」
「ファントを殺しておいてそれは無いよなぁ?ん?」
ドクン・・・
トクン・・・・。
「何が言いたい?」
「ガ・・・ガアアアアッ!!」
爪が剣のように伸び、獣の耳が頭に生えてくる。
そう、獣化だ。
「そうか・・・。ここは獣人の村か。ふふ・・面白い。」
「ガルウウウゥッ!!」
「ただ、制御できなければただの獣同然だが。」
最終更新:2008年07月30日 13:06