Story10 俺の旅
あれから2年。
結局少年は、この2年一度もあの村へは帰っていない。
気まずかった。
何も言わないで出てきた事が。
「ここ・・・かな。」
目指し、着いた場所はジョブステ-ション。略してジョブステだ。
そろそろ仲間が欲しいと思うようになってきたというわけだ。
まぁ、村に帰れば、フィリでもヴァンでも来てくれるはずだが。
とりあえず、入ってみる事にした。
ガチャン
「―ども・・・・。あれ?」
挨拶を言うまでも無かった。
というよりも挨拶をしても聞こえる訳が無い。
こんなに五月蝿いのでは。
酒場と間違えているのか?このオッサン達。
まぁ、おっさん達はほっといて、ここの管理者の、ジョマという女性の下へと行った。
「あ・・あの・・?」
「なんだい?ぼうや。」
「え~と、黒魔法使いの仲間がほしいのだけれども、居ますか?」
そう言った瞬間、後ろのオッサン達がヤジを飛ばし始める。
『お前みたいなボウズに黒魔法使いとは、不釣合いにも程があるんじゃあないのか?ん?』
『そうだ。どれだけ自分を過大評価しているんだ?え?』
正直頭にきた、が必死でこらえた。
しかし、もう一人の自分はそうは行かなかったようだ。
「不釣合い?過大評価・・・?え?オッサン達、俺様をなめてるんじゃないのか?」
目の色が変わる。
セイロウだ。
さっきとはまるで違う雰囲気を放つレオンに対して、恐怖を見せ始めるオッサン達。
「なぁに、殺しはしないさ。ただ、そこまで言うのなら俺様が付き合ってやるよ。」
レオン(セイロウ)が、男に拳を振り下ろそうとした時だ。
「あれ・・・?体が重く・・。」
重力魔法だ。
「そこまで短気なのは、気に入らんな。俺が黒魔法使い、クル-ゼだが、文句あるか?」
最終更新:2008年07月30日 13:11