story14 古(いにしえ)の洞窟 第2階層
「痛っ!」
クル-ゼはレオンを踏み台にして、そこに乗った。
そして、ロウソクの前に立ち、呪文を唱え、順に火を灯した。
「どうだ?道は開いたか?」
しかし、期待通りの答えは返って来なかった。
「いや、開かない。何でだろうなぁ?」
「開かないだと!?何故だ。」
知らねぇよ、とレオンが言う。
「3つ・・・?3つ・・・。他に方法・・・って・・・。」
「同時に灯す、ていうのはどうだ?」
レオンからの思わぬ発言。
まさに棚から牡丹餅。
「やってみる価値はあるな。よし、焼却3連弾フレア・クインテッド!」
名前からして恐らく創作魔法だろう。
3方向に炎が飛び、上手い事、ロウソクに命中する。
「どうだ?」
「よし!開いたっ!!」
珍しく笑顔を顔に浮かべるクル-ゼ。
「よし、降りるから貴様、そこにしゃがめ。」
「また俺かよ。」
「黙れ。」
―古(いにしえ)の洞窟 第2階層
「ここは何の変哲もなさそうだな。」
レオンが安心そうにそういうと、様々なモンスタ-が顔を出した。
「わざわざ出迎えてくれたらしい。ありがたいな。」
そういって両手で拡散呪文を放つ。
レオンは早く進もうぜ?といった表情で進んでいく。
「お?また塞がれてるぜ。今度はでかい門かぁ。氷のモチ-フだな。これは。」
氷の結晶の絵が描いてある大きな門。
またどこかに仕掛けがあるのだろうが、看板が見当たらない。
つまり、自分達で解け、と。
しかし、やはりクル-ゼは頭の回転が速かった。
すぐさま門に指を当て、「as」と文字を書く。
するとすぐさま門は開いたのだった。
「どうだ?今回は一発でビンゴだぞ!?」
「しかし何だ、あのASって?」
レオンが不思議そうに尋ねるので、あぁ五月蝿いという顔をしながら説明をした。
「何だも何も、あれはただ単に呪印だ。あれを書く事で、唱えなくても魔法が発動する。ちなみにさっきのは氷結魔法アイシャだ。」
それでASか、と深く納得したレオンであった。
最終更新:2008年08月01日 07:58