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story15   ゴブリン、ゴブリン、またゴブリン

「何で急にこんなに出て来るんだよっ!」
無限に召喚され続ける魔物。
ゴブリン。
またゴブリン。
そしてゴブリン。
ここにはゴブリンしかいないのでは?と思うほどのゴブリン地獄。
「あぁ~っ!もう我慢の限界だ!いくぜ、千枚刃雨【サウザントレイン】!!」
握っているジョイコンボ-が無限の剣と化し、雨のように降り注ぐ。
もちろん魔物はひとたまりも無い。
「レオンっ!ふりむくなッ!しゃがめっ」
いきなり言われたので驚いた。
すると、彼の頭上をレ-ザ-の様な光線が飛ぶ。
眼の魔物、ギャザ-だった。
その瞳は決してみてはいけない呪いの瞳だ。
「今やるから決して手ェ出すなよ。」
言われなくとも動くつもりはさらさらない。
クル-ゼが宙に印を切る。bdと書いある。
黒い稲妻が発生し、ギャザ-の動きが重くなる。
「斬れっレオン!」
「オリャアアッ!!」
真っ二つ。
今の俺らには怖い物など何も無いと思うレオンであった。

―冥界にて
「ハデスサマ。そろそろ食べ時だよ?あのレオンとかいう少年。」
逆立った紺色の髪に、鋭い紅色の瞳。
あの時の魔導に制裁をくらわした奴だ。
「そうだな。行っても良いだろう。」
「だよね。本当の仕事は、あそこにある鍵【バナ-】を取ることであって、レオンの件はついでだものね。」
ハデスは、お前に限ってどうだかな。と言った。
「ゼノラス達には内緒だよ。後で五月蝿くされるの嫌だからさぁ。ね、お願いハデスサマ。」
「分かったからさっさと行け。ナイトメア。」
ニコッと満面の笑みを浮かべながら、「御意っ!」と敬礼をしてから飛び立った。

その間も、レオン達は物凄いスピ-ドで攻略していった。
鍵をはめる。
魔物を蹴散らす。
早い物で、そんなこんなで最後の間にたどり着いてしまった。
そこの入り口には、丁寧に看板が立てられていた。
『此処から先は危険です。しっかり準備してから向かいましょう。』
思わず笑いが毀れそうなほど、丁寧な忠告だった。
もちろんそんな忠告はこの二人にとっては何の意味も成さないのだが。
最終更新:2008年08月01日 07:58