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story17   悪夢くん

「ナイトメア・・・だと?」
突然現れ、自らを悪夢と称する少年。
ジャイアントは倒れるわでもはやパニックを超えている。
「そうさ、ナイトメアだよ。え~と、レオンというのは、そこの黒魔法使いかな?」
迷わずクル-ゼの方を指差した。
しかし、クル-ゼが、俺ではない、と訂正すると、かなり驚いた表情をしていた。
「なんだ?俺がレオンで不満か?」
ナイトメアは、いや、と首を振ってこういった。
「あの出来損ないの魔導はどこに目をつけているんだか。獣の力なんか見当たらないじゃないか。」
その魔導という言葉に思わずレオンがハッとする。
ファントの仇・・・。
しかし、行動が早かったのはクル-ゼであった。
怒りに身を任せ、魔法で生成したレイピアをナイトメアの喉下に突きつける。
「貴様・・・。ハデスの僕か?答えろッ!」
「何を熱くなってるの?そうさ、僕はハデスサマのシモベさ。君に教える必要、あったかい?」
カッとなり、ついクル-ゼはレイピアを押し付けてしまう。
無論、レイピアはナイトメアの喉に突き刺さる。
「あ・・・あ・・・。」
クル-ゼは、焦って声もでない。
「何やってるのかな?黒魔法使い君。僕にそんなもの通じないの、知らなかったのかい?」
喉に刺さるレイピアを引き抜き、投げた。するとクル-ゼの真横に突き刺さった。
青ざめるクル-ゼ。
「き、貴様・・。一体・・・?」
「一体も何も、僕は死んでいる。それだけの事さ。」
「死んでいる・・・だと?」
クル-ゼが訊くと、あぁ、と答えた。
「そろそろ、君には退いて貰いたい。ハッ!」
ナイトメアが手を翳すと、クル-ゼは倒れた。
「なっ!アイツに何を?」
「なぁに、心配は無い。気絶しただけさ。」
アイツが倒れた今、こいつの相手をするのは俺しかいない・・・。
しかし、勝てるのか・・?
―なぁに、大丈夫だ。俺に貸してみろ。
レオンの瞳が青く輝く。
「よぉしっ!やっと俺様の出番だぜ。来やがれ!ナイトメア。」
「ふぅん、これが君の真の姿、か。」
最終更新:2008年08月01日 08:00