story18 変身、変真
「それが真の姿か。ならば、僕も武器を出すとしようか?」
バチバチと火花を散らし、手に槍を生成する。
「魔槍グ-ングニルっ!負けないよ?」
ナイトメアの槍に対して、セイロウも負けてはいられない。
「俺もいくぜ?」
ジョイコンボ-を宙に投げ、青い大剣の形に生成する。
でやぁっ!と大きく声を張り上げての戦い。
槍と剣とがぶつかり合って共鳴を起こす。
「僕は、君に負けるほど弱くは無いよ?」
そんなことを言っている間にセイロウはナイトメアの顔を殴る。
数メ-トル吹っ飛んだ。
「痛いじゃないか。いいのかな、真の姿を開放しても。」
「勝手にしたらどうだ?勝てばいい話だからな。」
ナイトメアは、一言、「そうか」と言うと、邪悪なオ-ラを放ち始めた。
「変真(メタモルゼ)」
やがてオ-ラは固体化し、それが見る見るうちにナイトメアに合体していく。
「・・・・何が起こっている?」
恐ろしい顔に、漆黒の翼。
もはや見る影は無い。
どう見ても悪魔にしか見えない。
「お前・・その姿は・・?」
「何を驚いている。これが我輩の真の姿だ。醜いゆえ、出来るだけ開放は避けているのだが、貴様になら文句のつけようはあるまい?」
ニヤリと笑う。
「は・・はん、お前なんて怖くなんか無いね。いくぜ?おりゃぁあっ!」
剣の切っ先が飛び、ナイトメアを真っ二つに斬った・・・・ハズだったのだが、まるで変化が無い。
ナイトメアは顔におぞましい笑みを浮かべる。
さすがのセイロウも足がすくむ。
「怖いか?我輩が。どうだ、レオン?」
「怖い・・?体の無い精神体の俺に何を言う?俺はまだ戦うぜ。」
ファイティングポ-ズを構える。
しかし、そろそろ体が持たない。
片足を引きづっている。
「もういいだろう。今回の所は逃してやろう。こいつは持っていくがな。」
ナイトメアは、宝箱を開けて、そこに入っていた赤い瞳を模した鍵を手に取り、何事も無かったかのようにその場から消えた。
「やった・・・・か。」
最終更新:2008年08月01日 08:00