story19 衝突
―おい、レオン?レオンっ?
「あ・・・?ここは?」
気付くと俺はベッドに寝ていた。どこかの病室のようにも見える。
「気がついたか。ここはクエセンだ。どうやら救助隊に助けられたようだ」
レオンはそうか、というと少し眠たそうな疲れたような表情をした。
救助隊と言うのは、レヴェルの高いパ-ティが、時間内に帰ってこなかったパ―ティを助けに行くシステムである。
ちなみに、救助隊の世話になるとクエストは失敗とみなされるのだ。
「気付いたかな?旅人君。ジャイアントに負けるなんてまだまだだね」
幼い容姿の少年。
おそらく救助隊パ-ティの一人だろう。
「ジャイアント、だと?あんな物倒した。お前等にどれ程の実力があるのか見てみたいものだな」
サラリとクル-ゼが言うと、少年は笑顔を浮かべて、
「いいよ。やってやろうじゃない。僕はルシア。冒険家だよ」
「まだ起きたばかりなのに・・・」とかレオンは渋々言っていたが、無理やり外に連れ出されたのであった。
―冥界にて
「ハデスサマ、鍵(バナ-)を持ってきたよ。これがあれば、交互リンクができるんだよね。」
冥界のシンボルが記されたバナ-をハデスに手渡すナイトメア。
「あぁ。これで制圧できる所も増えるであろう。よくやった、ナイトメア。ところでまだジョ-カ-は帰らんのか?」
「まだ帰ってないみたいだよ」
するとハデスは、あいつはどこで道草食っているんだか、という顔をして見せた。
そして、書物をあさり始め、ナイトメアに新たな指名を下した。
「ナイトメア、次は戦争界の鍵を探してもらう。場所は・・・、前回の迷宮の付近とされているが。」
「なら、またレオンに遭えるかもね。ハハハっ!」
ナイトメアが飛び立とうとした時だった。
背後から声がした。
「抜け駆けは許さないぜ?ナイトメアよぉ」
片目に傷のある、赤髪、赤眼の青年。
風貌からして、幻術士だろう。
「いくら、ハデスのお気に入りとはいえ、今回ばかりはやらせてくれても良いじゃないか?」
異形の剣を背に持つ魔剣士。
「拙者も同意見だ」
大きな手裏剣を背負った忍者。
「ちっ、つかまっちゃったか」
「仕方が無い。ナイトメア、そやつらも連れて行ってやれ」
「はぁ~い」
―
そして、場所はランゲッタ付近の平原・・・・。
「貴様、流石、強いな」
「まぁ、伊達じゃないでしょ?ほぉら、見てなよ!」
木の枝で地面に化学式の様な、文章を書いている。
「えぇと、GgのSu-estasで良いのかな?えいっ」
その式を大きく円で囲む。
すると、バチバチと稲妻が発生し、そこに魔物が召喚された。
「な、召喚術!?貴様は冒険家のはずじゃあ・・・?」
「パ-ティに召喚士がいるんでね。少し教えてもらったのさ」
最終更新:2008年08月01日 08:03