story23 もがく魔導・鎌
「真のゲ-ムだって?面白いじゃないか。メフィスト、アライザ。もう少し待っててよ」
サッと双剣を構え、戦闘体制に入る
メフィストは好きな様にしろ、といった表情をして見せた。
しかし、その表情も長くは続かなかった。
「おい、そこの竜騎士。俺と戦え。それと、暇している奴はこいつ等とやっていろッ!」
カイトがバッと手を広げると、強そうな魔導が5,6体召喚された。
おそらく、魔導のなかでは、幹部級であろう。
魔の手がレオンに忍び寄る。
「これが、あのヘイトの言っていた奴か・・・・。へへ、喰っちまおうぜ?」
魔導が手を出そうとしたその時だった。
逆に魔導の腕が切断され、宙に舞ったのだ。
「ボ-っとしている場合ではないぞ、レオン。ほら見ろ、魔導だ」
レオンはハッとした様に剣を生成し、構える。
しかし、魔導は完全になめている。
「その剣で何が出来るんだ、旅人風情が?」
「こういうことだよ」
剣の切っ先が飛び、その魔導を切り裂く。
「痛っ・・・。やるじゃあねぇか?」
切り裂かれながらもその体はすぐに再生し、たちまち元通りになる。
そういう能力を持った魔導なのだろう。
全部が全部そうだったら絶対に敵わない。
「へ~っ。そんな能力もってたの・・・・ってあれ、クル-ゼその姿は?」
全然気にならなかったが、よく見るとクル-ゼの格好は普段の黒のロ-ブではなく、軽量の鎧のような姿になっており、手に大鎌を持っている。
「あぁ、そうだ。この姿は鎌使い(スケィシ-)だ。ジョブチェンジしたんだ」
「何を話している?そんな事をしている暇はないぜぇぇッ!!」
魔導が襲い来る。
両手を振り回し、口から溶解液を出す。
「汚ッ!クソ、こんな奴どう倒せと言うんだ!」
斬っても斬ってもすぐに元通り。
これでは本当にキリが無い。
いつまで続くか分かった物ではない。
するとその時、アライザのほうで雷が轟き、一瞬視覚が奪われる。
「今だッ、これならどうだ?」
クル-ゼが自らの鎌に氷結魔法アイシャをかけ、その鎌を魔導にぶつけるとたちまち魔道は固まってしまう。
凍れば再生もしないという訳だ。
「凍ったら後は楽だな。そらっ!」
レオンが力任せに凍った魔導を殴ると、その魔道は粉々に砕け散るのであった。
―
「よし、見つけた」
その頃シンは根気よく探した結果、鍵を見つけたのだった。
それをカイトの下に届けるべく足を急がせるのであった。
最終更新:2008年08月01日 14:53