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story26   見知らぬ牢屋

 目が覚めるとそこは、牢屋だった。
 何故?
 俺たち悪い事したっけか、とか思うレオン。
 クル-ゼは自分よりも早く目覚めたはずだから何か知っているかと思い、聞いてみた。
「おい、なんで俺等こんな所にいるんだ?」
「ん?あぁ、起きてたのか。どうやら、俺たちはこの格好から怪しい者とみなされた様だ」
「この格好・・・って別に普通じゃないか?」
 普段の格好だし、別に可笑しい事は無い。
「いや、ここでは常識が違うようだ」
「ここって・・・?」
「どうやら俺等は異世界に飛んできてしまったようだ。」
「何だって!」
 そういえば、亜空間に吸い込まれたのを忘れていた。
 そうか、あれは異世界への鍵だったわけだ。
 そういえばナイトメア達が鍵といっていた気がする。
 その仲間の忍者もいたはずだが、着いてすぐにどこかへ行ったのだろう。
 そんな事を考えながら牢の中で過ごす二人。
 そこに見張りらしき少年が来る。
 星の着いた帽子に、制服のような服を着ている。
「お前等が、奇人か。たしかにおかしな格好だな」
 見張りなど、そんなたいそうな物ではなく、ただ単に俺たちを見たかっただけの野次馬のようだ。
 しかし、クル-ゼは感じ方が違った。
 そう、クル-ゼはこれをチャンスと捕らえたのだ。
 この場所を聞き出す。
「なぁ、貴様はここがどこだか知っているのだろう?ここは一体どこなのだ?」
「んぁ?そんなの、戦争界ウォ-ズドムに決まってるだろう?当たり前のことを聞くなよ」
「戦争界ぃ?どこだそこは?」
「だからここだろ?」
 聞いたことも無い所だった。
 完全なる未知の世界。
 おそらく、幻想世界や冥界、天界のある「Olymps」(オリンポス)とは別の系列なのだろう。
 だから分からないのだ。
「まぁいい。今の今まですっかり忘れていたが、俺には魔法と言う強い味方が。フレアでこの鉄柵を溶かしてくれるわっ・・・ってあれ?」
 魔法が発動されない。
 普段なら手が燃えるように熱くなるはずなのに。
 明らかにおかしい。
 しかし、何故かその少年は笑っていた。
「お前、何でそんな芝居してるんだ?面白くて仕方が無い。この世界はな、もう何億年も前に魔力が尽きて、時代はもう既に魔術から機械へ移行されているんだぜ?」
「魔力が尽きただとぉ!?」
 魔力が尽きた世界では、クル-ゼは鎌を使うしか戦う術は無い。
 しかし、何かがクル-ゼの頭をよぎった。
 レオンが呆然と見ている中、クル-ゼは拳銃をいじり始め、銃弾を強く握ると、先程言ったように鉄柵を溶かして見せた。
「どうだ?本当に魔法だろう?」

最終更新:2008年08月01日 14:55