【資料:2】
■■と――に関する記録(■と―は文字が潰れたり、掠れていて読めない)

[1日目]
2197年12月31日、今日から手稿を書こうと思う。
この研究は栄えある物であり、歴史に刻まれて然るべきプロジェクトだ。何らかの要因により、不本意ながら歴史の渦に飲み込まれ闇の中に消える羽目になったとしても、こうして少しでも多くの媒体に記しておけば後世に居る我々の跡を継ごうとする人々に伝わる確率も高まるというものだ。
それでは、早速私の独白と出来事の確認も込めて、拙い文章を綴らせてもらう。

聖杯実験で召喚されたサーヴァントの一人は現在、国防総司令官の地位に付いており、ヴァランレーヌの軍事力を統括している。彼をそんな立場に付けて大丈夫なのだろうか?サーヴァントと聞かされたがあの調子では何をしでかすのやら・・・不安だ。

他にも聖杯を媒介とした召喚を失敗する度に原因を鑑みては様々なパーソナリティ・状況要因を変えて試みたものの、成功例は上記のみ。
機械系のサーヴァントの召喚を試みたのだが英霊を一体強制的に呼び出すまでが限界で、更に我々では考えられない程その高性能な英霊のボディの一部を顕現させるのが精一杯であった。

[250日目]
我々研究部門はそのボディを解析、分解することでサーヴァントの核の複製に成功した。
名称:サーヴァント・コア。
恐るべき動力路であり、これを取り付けてから起動すればその機械は半永久的に活動可能となる代物。

[300日目]
数少ない成功例である上記サーヴァントに取り付けられた他、サーヴァント・コアを用いた兵器の製造にも着手することとなった。

近々、研究所を移転するらしい。
この研究所も閉鎖されるだろう。

[365日目]
我々は役目御免の様だ。この研究所諸共、機密情報を抹消すべく爆破に巻き込まれ死ねと命じられた。
この研究が更なる人類の繁栄に繋がるなら喜んで我々は死のう。ただ一つ、家族がどうなるのか心残りだったが、女王の援助を受けられるらしい。
あぁ良かった、財産にも権利にも女王直々の援助であれば苦労せずに済むのは間違いない。
流石は、ヴァランレーヌ。素晴らしい国だ。
嗚呼、我が母国に喝采を!我々人類に繁栄を!
麗しき女王に祝福あれ!世界よ、平和であれ!

・・・死にたくねぇなぁ・・・くそっくそっ!ちくしょう何が女王だ女王の命だ!ふざけ

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最終更新:2017年04月21日 11:18