14.プロジェクトマネジメント

学生が考える人材像・職種との関連

① BAGKOKという要求を体系化するスキルを利用することで、要求に合わない情報システムを企画することがなくなり、要求を実現するためには何をするべきか、何の優先順位をあげるべきかを明確にすることができるようになる。つまり、システムを作る際の効率が上がるのだ。このスキルでの最も重要な成果は、様々な角度から来る要求を整理し、それに対応するソリューションを見つけ出すということである。このような成果が求められる、多くの要求に応えなければいけない職種はCEO(最高経営責任者)、またはコンサルタントである。
CEOは仕事相手の要求はもちろん、部下の要求にも応えなければいけない。そうなると必然的に要求の量は多くなり、その質も様々になる。これらの要求に応えようとする時、要求を体系化して整理する必要があるのだ。
コンサルタントは相談を受け、診断・助言・指導を行う職業である。経営コンサルタントの存在が一般的であるが、コンサルタントは多くの分野に存在する。(システムコンサルタント、建設コンサルタントなど)相談を持ちかけてくる会社の要求に応えるためには、コンサルタント自体はその会社に属していないのだから、経営者やビジネスの現場からのニーズ、要望を引き出して、要求として整理、構造化する必要がある。BAGKOKというスキルには「要求を引き出す」という要素もあるのだ。
BAGKOKを利用する際に求められる能力は、自分が要求を体系化する分野のことを熟知していることである。「要求に応える」にためには、迅速さ、的確さが求められるのだ。BAGKOKを使いこなすには、その分野の知識を持っていることと、また、単純な記憶の知識ではなくその分野に長くいることで培われる「経験」があることの二つを持ち合わせた人材である必要がある。
 **参考文献**

② ITスペシャリストである渡部亜美さんの記事を読んで大変感銘を受けた。渡部さんの専門はストレージという分野で、大量のデータやプログラムを記憶する装置である。これはほとんどの企業のシステムで必要とされているものである。代表的な例でいうと、大手インターネットプロバイダにおいてメールサーバやDB(データベース)サーバとして大量のストレージが使用されている。このストレージという商品に特化して、製品にかかわるすべての知識と技術を身につけて、お客様に提案・サポートすることが渡部さんの仕事だ。プロジェクトマネジメントというのは、簡単に言えば、システム構築を通して要求者の課題を解決していく、といったことができるスキルある。例えば、新製品や新機能の技術検証を行い、市場へ導入してもいいか検討、その後ビジネスボリュームを想定しながら、社内外へ新製品研修を行う、といった過程の仕事をする中で大変重要なスキルだ。渡部さんのように文系であっても、プログラミングや統計学といった理論的に仮説を立てて進めていく、といったことが好きであり、得意である人がこのスキルに長けていると思われる。また、この分野では、日々「最新」のものは変化する。最先端テクノロジーというのは、企業の課題解決や要望を実現するための手段である。世界中では、常に新しい技術や製品が生まれていますが、そのすべてが日本の市場に価値があるかというとそうとは限らない。したがってこのような変化にも柔軟に対応し、有効かどうかを考えながら製品の導入を行っていく能力が必要となる。こういったスキルがある人材は、プロジェクトマネジメントに富んでいるといえるだろう。
 **参考文献**

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最終更新:2012年04月20日 13:59
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